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アテネの小高い丘に立つ、パルテノン神殿。
西側からアプローチしてきました。
実はこちら側から見る神殿は、裏側にあたります。
本来なら 、太陽の昇る東側に正門 を作ります。
この断崖は、東側からアプローチするには厳しい為、反対の西側に正門が作られています。
神殿の横に ” エレクティオン ” が見えています。
紀元前408年に完成しました。
6人の少女像 の柱が特徴です。
カリアティデス と言われるイオニア風のこの像は、現在 レプリカ だそうです。
オリジナルは、 アクロポリス博物館 に保管されているそうです。
そのうち一体は、なんと 大英博物館 にあるそうです。
修復の様子を伝える看板が、立てられていました。
よく見ると、部分的に手が加えられています。
歴史の象徴ともいえるこの建造物は、後世に残していきたい世界遺産です。
こんな感じに修復されています。
2,500年の風合いとは、なかなかマッチしているとは言い難い気がします。
元々かけていたのか、取り替えたのかは不明です。
しかしこれだけ欠けていたら、もたない気がします。
こんな感じで修復作業は続けられています。
横へ廻って見ると、柱しか残っていない感じを受けます。
かなり新しい部材に、入れ替わっている感じを受けました。
やはりこの神殿も水平部分は、長い年月の間に失われてしまっています。
エレクティオンの裏側 です。
明らかに新しくした部分が、分かります。
角が建っている部分は、新しく修復された箇所です。
以前行ったチェチェンイッツァは、未修復の部分をあえて裏側に残してありました。
角のない、石剥き出しの部分がかえって歴史を感じさせる気がしました。
ここの遺跡も、どこまでの修復をするのでしょうか?
あまり手をかけすぎるのも、考えものな気がしました。
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