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バイヨンの内部へと進んで行きます。
中央の塔のある部分の廻りに、回廊が2層造り込まれています。
その四方にそれぞれ門があり、そこへと入ってきました。
形状的に東西に、やや長く造られています。
壁には、色々なものが彫り込まれています。
” 乳海攪拌 ” と呼ばれるヒンドゥー教における天地創造の神話です。
あまり保存状態が、よろしくありません。
雨が多く植物の生い茂るエリアでは、仕方ないのかもしれません。
回廊の端にも、先程見たようなレリーフが造り込まれています。
おそらく外敵に対して、にらみを利かす守護神なのでしょう。
ナーガと呼ばれる、インド神話による蛇神のようです。
回廊の内部には、バイヨンの中心部が見えています。
近くで見るとかなり大きなものです。
高さは約43mあります。
15階に相当する高さです。
柱の部分にも、細かく彫り込まれています。
4面全てに神々が彫られているようです。
継ぎ目がありませんので、大きな柱を切り出して細工されています。
たくさん石が取れるのと、加工・組立の技術が必要です。
エジプトの遺跡と同様に、大きな湖や川が近くにありますので、
水を使って運搬されたのではないでしょうか。
かなり細かく彫られています。
この部分には継ぎ目が見られますので、組み立ててから彫られたのでしょうか。
魚やワニなどが見られます。
神話に沿って彫られているのでしょう。
当時かなり勉強してから観光に向かったのですが、
残念ながら今ではあまり覚えていません。
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