スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 バルセロナ2

2012年04月21日 | OLD DAYS

 

 

 

 

夏の予定が変更された為、1年ぶりの海外旅行となったバルセロナ。

 

ヨーロッパへやってくるのも久しぶりでした。

現在では3回に1回は、必ず欧州へやってきています。

 

行きの 関空、ド ・ ゴール空港 その両方で、搭乗の呼び出しをされてしまいました。

どちらも、BARで寛ぎすぎてしまいました。

 

パリでは、トヨタのレース関係の方々が、同じ店で飲んでいたので安心していました。

私の中では、当時F-1に参戦中のトヨタのチームスタッフだと思っていました。

毎年、開幕前にバルセロナで合同のテストがあります。

かなり早めの乗り込みなんだと、勝手に解釈していました。

 

実は、違う事がバルセロナに行ってからわかるのですが... 

 

無事、乗り遅れることなくバルセロナへ到着しました。

夜のカサ ・ ミラを見学して2日目になります。

滞在時間が短いので、時間を大切にしないといけません。

 

今、振り返って見るとこの写真の時刻は8時過ぎ。

 

朝の遅い冬のカタルニアではありますが、早朝から行動していたことになります。

 

 

 

 

 

 

モデルニスモ建築

 

その代表的な建築家の建物が、並んで立っています。

左が ドメネクの作品 です。

 

目的の場所は、右の建物 カサ ・ バトリョ です。

 

 

 

 

 

 

 

この ガウディ の代表作が、私は大好きです。

 

この街へ来たのは、この建物と コロニアグエル教会 を見に来たと言っても過言ではありません。

生き物のような曲線美もさることながら、内部の空間構成がすばらしい気がします。

 

 

 

 

 

 

1877年に建てられた元の建物を、ガウディの手によって3年かけて改築されています。

 

彼によって、地下室と5階部分 が新たに加えられています。

特徴的な、最上階の部分の解釈には諸説があります。

竜の伝説になぞらえているとか、謝肉祭をモチーフにしているだとか様々です。

 

生前は、左に建つ建物を設計したドメネクの方が、圧倒的に有名でした。

ガウディも生前は、作品に対する評価は低かった一人です。

 

 

 

 

 

 

このあたりの造形は、確かに現代でも評価が分かれると思います。

 

曲線を多用した有機的な造形です。

建築というより、アートに近い作り込みを感じます。

 

 

 

 

 

 

屋上部分を含んだ、最上部を増築したガウディ。

 

屋上には外から見上げるのとは、全くの別空間を作り上げています。

外部以上に、凝った造りに内部は仕上げられています。

ユーロ高の当時は、入場料もかなり高く感じられました。

 

しかし、それに見合う内部の作りになっていると思います。

滞在中、ホテルへの通り道でもあったせいか、3度ここへ訪れています。

 

ここには、ぜひ訪れてみることをおすすめします。

できれば、外からだけではなくゆっくりと内部を見て回ってください。

 

住んでみたくなるような、素敵な空間が広がっているはずです。



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