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インド最初のイスラム王朝によって、建てられたモスク。
奴隷出身の アイバク により建国されたため、” 奴隷王朝 ” と呼ばれています。
インドでの建国の記念に、このモスクは建てられています。
基壇部分の直径が14.3m。
頂部が2.7m。
上へ行くほど細くなっていく構造です。
高さ72.5mの尖塔は、デリー空港へアプローチする機内からでも、確認できるそうです。
塔の下部には、コーランが彫り込まれています。
塔は5層で、構成されています。
下部の3段は、赤い砂岩によって造られています。
上の2層は、大理石と砂岩の組み合わせによって造られています。
内部には階段があり、以前は上まで上がれていたそうです。
塔やモスクだけではなく、ここは一段の建築群として、世界遺産登録されています。
廻りには、時代の違う建築物がたくさん残されています。
まったく違った意匠の、違った材料を使った建造物です。
1192年に、ヒンドゥー教政権に代わって建国した記念に、
このモスクと大きな塔の建設は始まっています。
建国時の王が存命時には、一番下の層の部分しか完成していませんでした。
後継者の手によって、塔は完成しています。
一段下がった建物の、内部に入ってきました。
赤い砂岩ではない石によって、建設されています。
全体的には、ヒンドゥー教の寺院のような形状に見えます。
天井には、こんなに美しい造形が見られます。
補修された後なのか、色々な色の石が見られます。
いつの時代も時の権力者は、過去の権力者の権威を破壊するところから始めます。
ですが、この天井部分は破壊されずに残ったのでしょうか。
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