20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ミサ曲

2010年12月05日 | Weblog
   
 
 国の重要民族文化財であり、日本三大曳山祭りである、ふるさとの秩父夜祭りも終わりました。
 夜祭りが終わると、秩父にはいよいよ武甲おろしの吹く本格的な冬がやってきます。

 12月というとなぜか、私はミサ曲が聴きたくなります。
 年の暮れ、12月の日暮れ。
 日が沈む西の空を見ながら、私は毎年毎年、ミサ曲を聴いています。
 群青色に暮れなずむ、遙か遠くの秩父連山の山並みを眺めながら。
 
 レイクエムニ短調 ラクリモサ
 アヴェ・ヴェルム・コルプス
 などなど。
 少しだけ日の落ちた、薄暗くなった部屋で。
 そばに上質なエッセイ集でもあれば、なおステキです。

 年の瀬を迎え、静かに一年をふりかえるこの時間。
 私は毎年宝物のように、夕暮れのこの時間をしばし、いつくしみ、楽しんでいます。
 
(写真は、親しい画家Sさんの個展で買い求めたガラス絵です)
コメント (2)
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