20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

夏の大家族

2012年08月12日 | Weblog
             

 父と母がいたころには夏休みと冬休みには必ず、車に食材を詰め込み、家族そろって秩父に行ったものです。姉弟の家族も集まり、毎回総勢15名!
 母が年を取ってからは、その15名の胃袋を満たすべく何日分かの食材を用意するのは私の役割になりました。準備はいつも一週間はかかりました。
 みんなが喜んで食べてくれているところを想像しながら献立を立て、私はせっせと食材を買い集めたものです。
 その帰りには、新宿の両親のところに寄ったり・・・。
 それが夏休み冬休みの一大イベントでした。それは十数年前父が亡くなり、数年前母が亡くなるまで続いていました。

 いまは、その家族たちの集まる場所が我が家になっています。
 いつでしたか息子が、「僕らが秩父で過ごした夏休みや冬休みを思い出すように、子どもたちがここで過ごす時間を楽しんでくれるといいな」と言っていたことがあります。

 子どもたちの家族が顔をあわせると、お昼にはおそばやそうめんをすすり、おもいきりおしゃべりし、食べ、ビニールピールで遊び・・・。
 夜には私が作っておいたお料理がテーブルに並びます。
 ひとしきり時間が過ぎると花火大会です。

 今日は、そのセレモニーの日。
 朝から大忙しで、お昼の支度やお夕食の支度に追われています。
 一年に二回の、うれしい忙しさです。
 寒い季節ならもう一枚お布団を。暑い季節なら、やれ蚊取り線香をと・・・。
 あのころの父と母も、きっとこんな気持ちで私たちを迎えてくれていたのだろうなと、その思いを噛みしめながら。

(写真は昨日届いたリビングの8人掛けのテーブルと椅子。2メートルのテーブル、やはり長~いです。テーブルの上のは、FacebookでMさんにレシピを教えていただいたアップルとミルクのジュレ。昨晩作っておいたら5分で二層になり、冷蔵庫で出番を待っています)
コメント (4)
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