今夜は、この絵本を書かれた、土山優さんの出版お祝いの会です。
優さんといえば、後藤竜二さん亡き後、全国の書き手仲間を束ねている日本一大きな同人誌『季節風』の、屋台骨を支えている人です。
『海のむこう』は、そんな土山優さんが、生まれ育った北海道を舞台にした少女の頃の物語です。
おとずれる長いふぶきの冬に、少女が海のむこうに見たものは・・・。
少女の心に寄り添いながら、移ろっていく北海道の自然が、叙情性豊かに描かれた絵本です。
小泉るみ子さんの、水彩とパステルで表現した北海道の自然の描写が、とてもステキです。
こんな雄大な自然の中で、豊かな子ども時代をすごされた優さんの原風景が、鮮やかに立ち上がってきます。
優さんの大陸的で豊かな人間性は、こうしたところから育まれてきたものだったのですね。
優さん、おめでとう!!
今夜、お祝いに伺いますからね。