20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『海のむこう』(土山優文・小泉るみ子絵・新日本出版社)

2013年09月21日 | Weblog

            

 今夜は、この絵本を書かれた、土山優さんの出版お祝いの会です。

 優さんといえば、後藤竜二さん亡き後、全国の書き手仲間を束ねている日本一大きな同人誌『季節風』の、屋台骨を支えている人です。

 

『海のむこう』は、そんな土山優さんが、生まれ育った北海道を舞台にした少女の頃の物語です。

 おとずれる長いふぶきの冬に、少女が海のむこうに見たものは・・・。

 少女の心に寄り添いながら、移ろっていく北海道の自然が、叙情性豊かに描かれた絵本です。

 小泉るみ子さんの、水彩とパステルで表現した北海道の自然の描写が、とてもステキです。

 

 こんな雄大な自然の中で、豊かな子ども時代をすごされた優さんの原風景が、鮮やかに立ち上がってきます。

 優さんの大陸的で豊かな人間性は、こうしたところから育まれてきたものだったのですね。

 

 優さん、おめでとう!!

 今夜、お祝いに伺いますからね。

コメント (2)
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