20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

曼珠沙華

2013年09月20日 | Weblog

         

 公園の彼岸花が咲き始めました。

 まだ、ぽつぽつですが。

 

 本を読むと、彼岸花というのは有毒性の植物みたいです。

 ですからこれを口にしたら、その先は「彼岸」ということで、このネーミングがついたとか。

 また別名でもある「曼珠沙華」は、仏教の経典から来ているそうです。

 いずれにしても、死の影を引きずっている花です。

 

 秩父行きのレッドアロー号に乗っていると、この季節だけ臨時停車する駅があります。

「高麗」、別名「曼珠沙華の里」。

 曼珠沙華が、燃えるように咲いている場所だとか。

 私はこの季節に父や母を訪ねるために、何度もレッドアロー号にひとりで乗っていますが、途中下車したことがありません。

 大勢の人たちが、この駅で、ぞろぞろ降りていく背中を見ながら、いつも想像しています。

「曼珠沙華の里」というのは、真っ赤に染まった「極楽」のようなところなのかしら、と・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする