干し柿が好きです。
子どもの頃、母がよく農家の人に頼んで、干し柿を持ってきてもらって、買っていました。
その干し柿には、干してあったままの、ビニールの紐のようなものがついていました。
秩父ではそれを「つるし柿」といいます。
軒下につるして、渋柿を乾燥させるからだと思います。
「秩父音頭」にもそのフレーズが出て来ます。
お店で干し柿を見つけました。
つい、足がとまります。
「やわらかい?」
思わずお店の人に尋ねていました。
いまどきは固い干し柿や、中国産のものがあるので、つい警戒してしまいます。
「ええ、とてもやわらかくて、おいしいです」
「産地は、どちら?」
「山形です」
「じゃあ、ください」
「おまけしておきますね」
一袋1000円のビニール袋に、溢れるくらい詰め込んでくれました。
買ってきた干し柿がこれ。↑。
秩父の「つるし柿」は、もう少し中が半熟です。
でも、とってもおいしかったです。