今日は、お昼から、息子一家と娘一家がお泊りにやってきます。
洗面所には歯ブラシ7本が、みんなの到着を、今か今かと待っています。
私たちは電動歯ブラシを使っているので・・・、あ、息子たちも昨年あたりから、電動歯ブラシを持参していたような・・・。
ま、いいか。いずれにしても、チビちゃんは使いますから。
私は、朝からお昼ご飯の支度と、夜ご飯の下ごしらえなどをやっています。
昔、夏休みや冬休みになると、子どもたちと一緒に、秩父の両親の家にお泊まりに行きました。
同じく東京から従姉妹たちもやってきます。
到着すると、東京から運んだ二泊三日分の食材で、総勢15名が食べる、お料理作りが始まります。
お肉やお魚や、ちょっとしたものは、東京で作って、クーラーボックスに入れて持って行きます。
他には、お野菜や果物など、毎回、車のトランクがぎゅうぎゅう詰めです。
一日目の夕食のメインは、姉夫婦が、デパ地下で買ってきてくれる、1㎏以上ある牛肉です。
それで、夏は焼肉パーティ、冬はすき焼きパーティをします。
「冷蔵庫に、いろんなものを詰め込んでおかないでね」
いつも事前に私が電話で指示していたので、母はいつも冷蔵庫の庫内をピカピカに磨いて、空っぽにして待っていてくれました。
90歳の母が、冷蔵庫のお掃除をしている姿を想像すると、当時は、気づきませんでしたが、コクな要求をしたものだと、今頃になって反省しています。
食事が出来上がると、みんなで、大騒ぎしながら食べます。
そして、トランプしたり、花火をしたり、涼風にふかれ夜の秩父神社にお参りに行ったり・・。
子どもたちそれぞれが、結婚するまで続いた習慣でした。
まるで、キャンプみたいでした。
わたしたち親世代は、母が92歳で亡くなる数年前まで、それを続けました。
「僕たちの楽しかった、あの体験を、子どもたちに、この家でさせてあげたいね」と、息子が。
そんな日になればと、願っています。