20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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夏の思い出

2016年08月13日 | Weblog

                          

 今日は、お昼から、息子一家と娘一家がお泊りにやってきます。

 洗面所には歯ブラシ7本が、みんなの到着を、今か今かと待っています。

 私たちは電動歯ブラシを使っているので・・・、あ、息子たちも昨年あたりから、電動歯ブラシを持参していたような・・・。

 ま、いいか。いずれにしても、チビちゃんは使いますから。

 私は、朝からお昼ご飯の支度と、夜ご飯の下ごしらえなどをやっています。

 

 昔、夏休みや冬休みになると、子どもたちと一緒に、秩父の両親の家にお泊まりに行きました。

 同じく東京から従姉妹たちもやってきます。

 到着すると、東京から運んだ二泊三日分の食材で、総勢15名が食べる、お料理作りが始まります。

 お肉やお魚や、ちょっとしたものは、東京で作って、クーラーボックスに入れて持って行きます。

 他には、お野菜や果物など、毎回、車のトランクがぎゅうぎゅう詰めです。

 一日目の夕食のメインは、姉夫婦が、デパ地下で買ってきてくれる、1㎏以上ある牛肉です。

 それで、夏は焼肉パーティ、冬はすき焼きパーティをします。

 

 「冷蔵庫に、いろんなものを詰め込んでおかないでね」

 いつも事前に私が電話で指示していたので、母はいつも冷蔵庫の庫内をピカピカに磨いて、空っぽにして待っていてくれました。

 90歳の母が、冷蔵庫のお掃除をしている姿を想像すると、当時は、気づきませんでしたが、コクな要求をしたものだと、今頃になって反省しています。

 

 食事が出来上がると、みんなで、大騒ぎしながら食べます。

 そして、トランプしたり、花火をしたり、涼風にふかれ夜の秩父神社にお参りに行ったり・・。

 子どもたちそれぞれが、結婚するまで続いた習慣でした。

 まるで、キャンプみたいでした。

 わたしたち親世代は、母が92歳で亡くなる数年前まで、それを続けました。

 

 「僕たちの楽しかった、あの体験を、子どもたちに、この家でさせてあげたいね」と、息子が。

 そんな日になればと、願っています。 

コメント
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