写真は、昨日の夕景です。
夕方、やっと雨が上がり、風も静かになりました。
解放されたように、閉め切っていた窓を開け、空気を入れました。
少し冷たい、秋の風でした。
雨がやんだ途端、セミがいっせいに鳴き出しました。
夕食を終え、仕事部屋に来て、エアコンを消して窓を開けてパソコンに向かっていたら、窓からセミが飛び込んできました。
二度目です。
机の上を、バタバタジリジリ言わせて這いずっています。
「キャ〜!」
部屋の中を逃げようとしたら、そんな私を追いかけてきます。
「キャ〜、キャ〜!」
叫び声に夫が飛んできました。
「セミが・・」
夫が部屋の中を探し始めました。
でも物音ひとつしません。
「もう、飛んでっちゃったよ」
「いるわよ、まだ。そのバッグの中を見て」
「あ、いたいた」
夫は、私のバッグに潜り込んでいたセミを捕まえると、ベランダから真っ暗な空に飛ばしてくれました。
そして私の部屋から出て行く時、こんな言葉を投げかけてきました。
「ほんとうに、セミに好かれる人だよね」
セミに好かれる人って・・・?