3月も今日でおしまいです。
3月から、いろいろ動き出し、やっと自分に少しだけ自信が出てきています。
まだ階段を下るのは苦手ですが、それも、そのうち克服していくでしょう。
公園に、山吹の花が咲いていました。
面影草の異名を持つ花です。
この花を見るたび、小学校の時の遠足を思い出します。
吊り橋のようなものを渡って、あちらに行かなくてはいけません。
みんなはどんどん吊り橋を渡っていきます。
でも私は、ユラユラ揺れる吊り橋の下の渓流をみて、怖くて一歩も前に進めませんでした。
「いけません。私、ここで待っています」と、先生に。
「帰りは別の道になるから、どうしても渡ってもらわないといけないんだよ」
私は、半べそをかいて、赤ちゃんのようにはいはいして、吊り橋を渡りました。
渡りきった向こうには、黄色い山吹の花が、満開でした。
運動神経の鈍さは、子どもの頃からです。
マラソンもしたことがありませんし・・・。
だから骨がしっかり太く成長せずに、細すぎて、骨折するのだと、先生に言われました。
浦山の山奥の方にあった、あの吊り橋。
今は、どうなっているのでしょう?
今もそこが、遠足のコースになっていたら、きっと、私のような子どもが、一人や二人はいるような気がします。