20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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学習会のお知らせ

2019年03月25日 | Weblog

              

 今夜は、「フォーラム・子どもたちの未来のために」の学習会です。

 専修大学教授の、山田健太先生に、「辺野古埋め立てはなぜ強行され続けるのか」をテーマにお話しいただきます。

 沖縄の県民投票でも、辺野古埋め立て反対が圧倒的多数を占め、知事も埋め立てに反対しています。

 それなのに、沖縄県民の意思など、無視され続け、今も埋め立ては続いています。

 

 その根っこは、日米地位協定です。

 日米地位協定があるから、日本はアメリカに異を唱えることができません。

 その犠牲を一番、強いられているのが沖縄です。

 

 でも東京の空も、実は日本のものではなく、アメリカのものになっています。

 東京都の、たとえば世田谷区や中野区、杉並区、練馬区、武蔵野市などの上空は「日本のものではない」のです。

 そこで米軍の飛行機が事故を起こしても、日本は責任をアメリカに問うことはできません。

 

 横田空域の境界線の内側上空(上記の地域が、そこに入っています)でなら、米軍はどんな軍事演習をすることも可能ですし、日本政府からその許可を得る必要もありません。

 2020年(米会計年度)から横田基地に配備されることが決まっているオスプレイは、すでにこの空域内で、頻繁に低空飛行訓練を行っているのです。

 横田空域というのが、東京の空のどれくらいを覆っているのか、ぜひ、ご自分の目で調べてください。

 あるいは、日本中の空のどこが、アメリカの空域になっているのか、ネットで調べれば出てきます。

 

 ですから、羽田空港への離発着のため、飛行機が飛ぶルートは、アメリカの許可がなくては決められないことは既成の事実になっています。

 横田空域に限らず、本土でも、あらゆるところが、日本の空ではなく、アメリカの空になっていることに、気づかず、生活している人が多いかもしれません。

 物価は上がり、貧困家庭が増えている中、そうしたアメリカの脅威にも晒されているわけです。

「北朝鮮の脅威」ばかりが強調されますが、実はアメリカにまるで占領されているかのような、今の日本の状況の恐ろしさは、日本人の頭にはないのかもしれません。

 勉強していない人たちはこう言います。

「アメリカが守ってくれているんだから」と。

 すごい金額の、高い戦争の武器などをたくさん買わされたりしていても、日本はそれを、保育園の待機児童の問題も、大きく解決されたわけではありません。

 でも内閣の支持率は落ちない。私は日本人はよっぽど能天気なのか、何も勉強していないのか・・・。そんなことを支持率を見るたびに考えてしまいます。

 これは政治的思想が、右か左かの問題ではありません。

 BSチャンネルなどで、丁寧に取材し、放映している事実です。

 まず、私たちは真実を知らなくてはなりません。

 

 北方領土も同じです。

 政権は2島返還などと言っていますが、ここにきてロシアが強硬な姿勢でいるのは、もしそこに米軍基地ができたらと・・・。

 日米地位協定がある限り、日本は、アメリカが仮に、2島返還になったとして、そこに米軍基地を作るといいだしたら、いいなりになるしかありませんから。

 アメリカにとっては、北方領土は、ロシアを牽制するために絶好の足がかりの場所ですから。

 日本でありながら、日本のものではない。

 そうした、日米地位協定について、今夜は、山田先生がじっくりお話してくださると思います。

 お申し込みがまだの方でも、大丈夫です。

 ぜひ、地下鉄「東西線」九段下からすぐの、専修大学にお越しください。

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