20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

(社)日本児童文学者協会・贈呈式&会員交流会

2010年05月21日 | Weblog
 今年から、児童文学者協会の贈呈式が金曜日になりました。
 今日は午後から、その協会賞・新人賞の贈呈式が神楽坂の出版クラブで行われます。
 総会は、明日の土曜日、同じく出版クラブで行われます。

 その、児童文学者協会の協会賞、今年で50回目を向かえるそうです。
 協会の歴史は、60年を優に超えておりますが、協会賞という名称になって50回目ということになります。
 今日は全国からいらっしゃる会員の皆さま、出版社の編集者の皆さま、また取材をお願いした新聞社の記者さま。
 たくさんの皆さまにお目にかかれます。
 
 それが終わると6:00からは場所を移し、お楽しみの会員交流会です。
 たくさんの会員の皆さんや、その友人の皆さん。
 受賞者の皆さんや、編集者の皆さんもご参加くださるので約80名の参加数となりました。
 会場の神楽坂「鮒忠」3階には満員御礼の札が下がりました。

 今日は、一年に一度のセレモニーを、皆さんと思いきり楽しみたいと思います。
 (写真は、我が家ベランダの花)
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夕景

2010年05月20日 | Weblog
 東京スカイツリーの夕景です。
 
 このところ、ちょっと肩こりです。
 明日、明後日と、一年にいちどの児童文学者協会のセレモニーもあります。
 原稿もたまっているし、読まなくてはいけない本もあります。
  
 明日にそなえ、今日は体力を温存しつつ仕事に向かおうかと・・・。
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『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』(万城目学・ちくまプリマー新書)

2010年05月19日 | Weblog
 今夜は隔月で行っている「Beー子どもと本」の研究会です。
 今回のテキストは万城目学の『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』
 
 万城目学といえば、『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』などが有名な、私も大好きな作家のひとりです。
 京都大学出身で、いま活躍している作家といえば、他に平野啓一郎や、森見登美彦、ミステリーでは綾辻行人などがいます。
(そうそう、仲よしの児童文学作家のTさんも京都大学の仏文出身でした。Tさん、ご覧くださっていますか?) 
 
 さて、その大人の本の作家で、綾辻行人をのぞき、彼らと比べて万城目学はある意味わかりやすい。読解しやすい作家です。
 その読解しやすさが、私にとってはまた魅力です。
 平野啓一郎などは難解すぎて、入っていくまでにいくつものハードルをクリアしなければなりません。

 さて、この『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』、わたし、いままでの万城目学の作品の中でいちばん好きかも知れません。
 昨年から『飛ぶ教室』(光村図書)で書評を担当させていただいておりますが、次回取り上げる作品について、すでに編集部にお知らせしてあるのですが、どれかと、この作品をチェンジしたいくらい好きでした。
 でも、この『かのこちゃん・・・』は児童書ではありませんので、「児童書」のカテゴリーに括るのは難しいかもしれません。
 要はそれくらい、こういった傾向の作品を、わたしは大好きなのです。
 こういった傾向って、どんな傾向かですって?
 それはぜひ、お読みになって確かめてください。
 
 さてさて、今夜の「Be」では、どんな意見が飛び交うでしょうか?
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カイコウズ

2010年05月18日 | Weblog
 夏になると真っ赤な花を咲かせるカイコウズの木に、青々とした葉っぱが繁っています。
 真夏この道を通りかかると、南国のような燃える赤色にしばし足がとまります。

 昨晩は息子があちらの大学での講義を終え、我が家にやってきました。
 うれしいことに息子とはときどきパソコンのチャットで夫と三方向で、☆ちゃんの顔を見せてくれながらおしゃべりをしているので、久しぶりという感覚はあまりありません。
 
 今日は東京の大学で仕事の打ち合わせがあるとかで、今朝は少しだけのんびりと朝食をすませ出かけていきました。
 打ち合わせ終了後は、その足で飛行機にのってあちらへ帰るそうです。
 それにしても息子も、大学での仕事の他にいくつもの原稿やゲラを抱えていてほんとうに忙しそうです。
 私も2つの小さな原稿の追い込みです。
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ハルジオンの野原

2010年05月17日 | Weblog
 きのう気がついたのですが、このblogのカウントが2年ちょっとで、トータル数50万3千人を越えていました。
 代わり映えのしないblogですのに、毎日ほんとうにたくさんの皆さまにご覧いただいているようです。
 ありがとうございます。 

 写真は、ハルジオンの咲く野原。
 子どものころから馴染みのある雑草の、あかまんまとハルジオン。
 野原にゴザを敷いて、そこで近所の女の子たちとおままごと遊びをしたとき、よく使ったものです。
 
 あまんきみこさんの作品を読むと、そんな子どもだったころの気持ちを思い出します。
 そう言えば、あまんきみこさんと、神沢利子さん。
 大先輩のおふたりが揃って、今年の児文芸の児童文化功労賞を受賞されたそうです。
 
 先日、お願いがあって、同じく大先輩の作家・Iさんにお電話した折りにうかがいました。
「授賞式があっちとこっち、重なっちゃったものね。お祝いに伺えないからって、その前におふたりにおめでとうを言っておきます。わたし、こっちに出るから」と。
 私もIさんとご一緒に、おふたりにこのばしょから、「おめでとうございます」

「来年からは、重ならないようにしましょうね、ぜったいに!」
 児文芸の皆さんとは、そのようにお話しています。ですから来年からは、今年のようなことはぜったいにありませんから。
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ばったり!

2010年05月16日 | Weblog
 やわらかな松葉の生えてきた松の木に、松かさが実っています。
 この松かさが、夏の暑さや、嵐のような雨風をくぐりぬけ、がっしりとした松ぼっくりに。
 小さな子どもたちも、これから幾多の大変さや試練をくぐり抜け、屈強でハガネのような精神力を持った大人に成長してくれればと、松の実を見ながら思っていました。

 土曜日は会議だったため、夫は今週は単身赴任先ステイです。
 今日の午前中。
 近所のショッピングモールの交差点のところで、なんと娘夫婦と○くん、3人にばったり!
 
 私はそのショッピングモールで、ビタミンCと、歩きやすそうな靴を買って帰るところでした。
 娘夫婦と○くんは、親子で遊べるインドアプレイグランドへ遊びに来たようです。
 私もUターンをして、しばし○くんがプレイグランドで遊んでいるところをデジカメで撮し、その場で○くんとバイバイ。
 
 娘夫婦が近所にお引っ越ししてきて2年。
 こんなふうに、ばったり出会ったのははじめてです。
 思いがけず○くんと遊べた、楽しい朝でした。
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『ぴっつんつん』(もろかおり絵・武鹿悦子文・後路好章構成・くもん出版)

2010年05月15日 | Weblog
 色鉛筆で描かれた赤いかっぱ、赤い傘、赤いながぐつの女の子が、31色の色鉛筆の線の散らされた雨のなかを、ぽつんとひとり佇んでいます。
 
 ページを繰ると、ぴょこっと女の子が動き出します。
 同時に擬音語も、跳びはねます。
 さらにページを繰ると、水たまりをちゃぷちゃぷ踏みしめた女の子が4人。
 そして擬音語も、そのあとを追いかけていきます。
 ページを繰るごとに女の子たちの数は増え、雨ふりなのに、あたりはカラフルで賑やかになります。
 と、そのうち、さしていた傘がくるくると渦巻きのように・・・。
 追いかけてくる擬音語も、雨の音から傘がくるくる回る音に。
 
 圧巻なのは、絵と言葉の追いかけっこがわーっと高まっていくところ。
 そんな物語の臨場感にドキドキしていると、とつぜん場面がかわります。
 いつのまにかみんな、どろんこ、まっくろけ。
 でも、笑っています。みんな、みんな。
 ページを繰る手がとまり、ドキドキしてきます。心のどこかをゆさぶられます。
 ひとりぼっちの雨の日が、こんなにもアグレッシブで、そして楽しくひろがっていくなんて!

 そしてこの絵本がすごいのは、ラストの余韻。
 楽しく遊んだあとひとりぼっちになった女の子の、満たされた表情と、傘の先っぽ遊び。
 
 いやはや、見事な構成の絵本です。
 すごい絵本が、生まれました。
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ベランダにて。

2010年05月14日 | Weblog
 初夏の、晴れ渡った昨日の午後。
 ベランダに立って、あたりを見回しました。
 東京湾の、あの跳ね橋はなんでしょう?

 
 右に目をうつすと、どうやらマンションが建築中のようです。
 レインボーブリッチがすっかり隠れてしまいました。
 ということは、今年から、夏の東京湾花火大会が見えにくくなってしまうということでしょうか?
 六本木・新宿あたりには、あいかわらずビルが林立しています。

  
 そしてさらに、ベランダを右に歩いていくと、池袋あたりのうしろに青く見えるのが秩父連山。
 母が生きていたころは、あの青い山をみるたびに秩父へ電話をしたくなったものです。
 
 さて、そんな感傷に浸っている時間はありません。
 すっかりたまってしまった仕事を片づけなくては。
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会員交流会・企画準備委員会

2010年05月13日 | Weblog
 今日は午後から夜まで、神楽坂の児童文学者協会事務局で、21日の協会賞・新人賞の贈呈式のあと行われる「会員交流会」の企画準備委員会です。
(本年度の児童文学者協会賞、新人賞につきましては、このblogの横にある、私のHPのリンクから児童文学者協会のHPにいけます。そこのblogで発表されています。ご覧ください)
 児文協はじめての会員交流会。
 楽しく、そして、実りある会にできるよう、今日は企画準備委員の皆さんと知恵を寄せ合い、考え、準備をします。

 児童文学者協会の会員の方で、まだご参加を申し込まれていらっしゃらない方は、ぜひお申し込み下さい。
 会員の皆さんと情報交換をしあったり、おしゃべりをしたり、クイズやゲームに興じたりと、ぜひ楽しい一夜を過ごしましょう。
 たくさんの皆さまのお越しをお待ちしつつ、今日は企画委員一同、一生懸命準備をいたします。

 会員交流会・企画準備委員
 赤羽じゅんこ・丘修三・加藤純子・上條さなえ・佐藤佳代・田部智子・にしがきようこ・濱野京子
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みどりの並木路

2010年05月12日 | Weblog
 不安定な空模様です。 
 つい先日まで、満開の桜を楽しませてくれた桜並木が、いまはすっかりみどりの並木路。
 その下を歩くたび、体中がみどりいろに染まりそうです。
 
 全然食べていなくて、脱水症状で、おまけに体力が落ちているのに、昨日、地下鉄神楽坂駅から無理して歩いて(いつもだったらほんの数分で行く場所なのに)行き帰りしたため、今日もまだ、足が重くてだるいです。
 脱水症って、ほんとうに怖いです。
 
 一昨日、ランチをご一緒した友人が「こんなときはタクシーを使ったりして、ご無理なさらないで」とご心配メールを下さったのに、歩いたのがいけなかったようです。
 飯田橋からタクシーで行くべきでした。
 少しずつ食べて、早く体力をもどして、またみどりの並木路をゆったりとした気持ちで歩きたいです。
コメント (14)
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