世界と日本の子どもの本から3
~子どもの本の翻訳を考える~
日本ペンクラブ「子どもの本」委員会では、これまで「世界と日本の子どもの本から」と題したフォーラムを、2011 年 12 月(浜松) と 2013 年 10 月(東京)に開催し、子どもの本に関心を持つ多くの方々にご参加いただきました。 日本で出版される子どもの本のうち、実に 30 パーセントを翻訳作品が占める現状をふまえ、子どもの本の翻訳にまつわる様々な 問題や、海外の子どもの本を翻訳出版することの意味、さらにはこれからの展望についてなど、第一線で活躍されている翻訳者をパ ネリストに迎え、シンポジウム形式で検討を加えます。
日時:2014年5月17日(土) 午後2時00分~午後5時00分(予定)
会場:青山学院女子短期大学、教室L301
対象: 一般(中学生以上) 参加費:500円 定員: 150名 ※事前申込みが必要です(申し込み方法は裏面)
シンポジウム「子どもの本の翻訳を考える」 パネリスト: アーサー・ビナードさん(詩人、翻訳家・日本語)
宇野和美さん(翻訳家・スペイン語) 酒寄進一さん(翻訳家・ドイツ語) 野坂悦子さん(翻訳家・オランダ語) 灰島かりさん(翻訳家・英米語)
進行役:さくまゆみこさん(翻訳家・英米語・アフリカ)
会場地図 〒 150―8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 JR 山手線・埼京線、東急線、京王井の頭線、 東京メトロ副都心線「渋谷」駅より徒歩 15 分 東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」より 徒歩 8 分
主催: 一般社団法人日本ペンクラブ 共催: 青山学院女子短期大学 後援: 一般社団法人日本国際児童図書評議会、一般財団法人出版文化産業振興財団
パネリスト
○ アーサー・ビナード
1967年、米国ミシガン州生まれ。ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作 を始める。2001年に詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、2005年に『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッ セイ賞、2007年に『ここが家だ-ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、2013年に『さがしています』(童 心社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。『ダンデライオン』(ドン・フリーマン著/福音館)など翻訳絵本の作品も多数。
○宇野和美
出版社勤務を経て、翻訳家を志す。訳書に『かぞくのヒミツ(』イソール作/エイアールディー)『、雨あがりのメデジン(』アルフレッ ド・ゴメス = セルダ著/鈴木出版)、『日ざかり村に戦争がくる』(フアン・ファリアス著/福音館書店)など。中南米国籍の在 日外国人の子どもたちへの本を通じた支援を目的とする「日本ラテンアメリカ子どもと本の会」でも活動している。
○酒寄進一
和光大学教授。訳書に、《ネシャン・サーガ》シリーズ ( イーザウ/あすなろ書房 )、『ベルリン 1919』『ベルリン 1933』『ベルリ ン 1 9 4 5 』 ( コ ル ド ン / 理 論 社 ) 、『 影 の 縫 製 機 』( エ ン デ / 長 崎 出 版 )、『 ロ ー ジ ー の モ ン ス タ ー た い じ 』( ヴ ェ ヒ タ ー / ひ さ か た チ ャ イ ル ド )、『 夏 を 殺 す 少 女 』 ( グ ル ー バ ー / 東 京 創 元 社 ) 、『 白 雪 姫 に は 死 ん で も ら う 』 ( ノ イ ハ ウ ス / 東 京 創 元 社 ) 、『 コ リ ー ニ 事 件 』(シーラッハ/東京創元社)、『日記は囁く』(アベディ/東京創元社)ほか多数。
○ さくまゆみこ
編集者を経て翻訳家になる。青山学院女子短期大学教授。子どもの本を架け橋にしてアフリカと日本を結ぶ「アフリカ子どもの 本プロジェクト」代表。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など。訳書に『シャーロットのおくりもの』(ホワイト/ あすなろ書房)、『リンの谷のローワン』シリーズ(エミリー・ロッダ/あすなろ書房)、『宇宙への秘密の鍵』( ホーキング/岩 崎書店 )、『クロニクル千古の闇』シリーズ(ペイヴァー/評論社)など多数。
○野坂悦子
東京都生まれ。早稲田大学第一文学部に進学し、英文学を専攻。1985 年より5年間、オランダとフランスで暮らす。現在は、オランダ語の児童書の翻訳に力を注ぐほか、絵本や紙芝居の文章も手がけている。主な訳書に『フランダースの犬(』ウィーダ/岩波書店)、 『小さな可能性』(マルヨライン・ホフ/小学館)、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞作家フース・コイヤーによる『不
幸な少年だったトーマスの書いた本』(あすなろ書房)、『いつもいつまでもいっしょに ポレケのしゃかりき思春期』(福音館書店)、近刊に『あかいほっぺた』(ヤン・デ・キンデル/光村教育図書)など。
○灰島かり
国際基督教大学卒業。化粧品会社の PR 誌の編集を経て、フリーライターに。夫の転勤に伴い、イギリスへ。サリー大学ローハ ンプトン大学院に入学し、児童文学を学ぶ。帰国して子どもの本の翻訳を始めると同時に、白百合女子大学や朝日カルチャーセ ンターで絵本や翻訳について教える。著書に『絵本翻訳教室へようこそ』『あいうえおの絵本』、訳書に『ケルトの白馬』(ほる ぷ出版)などのローズマリ・サトクリフ作品、「びくびくビリー」(アンソニー・ブラウン/評論社)など。
お申込み方法(締め切りは5月10日)
1 郵便振替にて、参加費500円をご送金ください。 郵便振替口座 00170-0-280743 加入者名 一般社団法人日本ペンクラブ別段口 ※通信欄に「5月17日シンポジウム参加費」と明記の上、ご住所、お名前、お電話番号を必ずご記入ください。 ※自己都合によるお申し込み後のキャンセルの場合、参加費の返金はいたしません。ご了承ください。
2 着金を確認し次第、入場はがきをお送りいたします。当日はこの入場はがきをお持ちください。
お問い合わせ先: 日本ペンクラブ事務局 電話 03-5614-5391
多数の皆さまのご参加をお待ちしております。