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大阪・梅田新道にあった「好日山荘」をご存じでしょうか?
同じ梅田にあった「白馬堂」同様、山の専門店とでしたが、いつも
見るからにベテラン風の山屋さんが品定めをしていて、私たちシロ
ウトにはちょっと敷居が高くて入り難い感じがしたものです。
9歳違いの弟は大阪岩嶺会という会に属するクライマーでしたが、
私よりも気軽に出入りして、当時店主の大賀壽二さんに可愛がって
頂き、時には夜帰られるときに家の前まで車に同乗させて頂いたり
していました。
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その大賀さんが、好日山荘に来店した多くの著名な岳人たちとの
交流を中心に描いた「好日山荘往来」を出版され、昨(2月16日)
夜その記念パーティが梅田でありました。
大阪府山岳連盟、関西山岳会、日本山岳会関西支部の人達を
はじめ、大勢のゆかりの人々が集まってお祝いし、好日山荘と山に
まつわる様々なエピソードが披露されました。
大賀さんは現在リハビリ中で車椅子姿での登場でしたが、「こんな
嬉しい夜はない」と語られました。
この本には山仲間との交流だけでなく、ピッケルやアイゼンなどの
山道具の興味深い変遷も語られています。上巻はちょうど梅新
(老松町)にお店が移転したところまで…。私が山登りを始めた
のはその翌年のことでした。