ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

陽だまりミニ遍路(1.19)

2008-01-19 14:52:47 | 矢田だより
風もなく、温かい日差しが青空から降り注ぐ朝です。
お医者さんからはまだ山歩きは控えるように言われているのですが、
矢田寺へお詣りしたあと、ほんのチョットだけ山の気分を味わおうと…



ミニ四国遍路道に入りました。



今、藤田健次郎さんの新著「夫婦へんろ紀行」を読んでいます。
その中で、この鯖大師の由来は「なぜそれほどまで懲悪を示めさ
なければならないのか、分らない。ちょっと身勝手すぎるのでは
ないかと思う」という、尤もな感想とともに紹介されています。



この本は藤田さんが奥さんとお二人で、47日かけて四国八十八ヶ所
を歩き通された貴重な経験を綴られたものですが、矢田山のミニ四国
遍路道は矢田山の山中を約90分で巡拝するものです。
(四八番 西林寺 十一面観音)



札所ごとに唱えるのは時間がかかりすぎるので、今日は歩きながら
般若心経を唱えて、石仏の前では立ち止まって手を合わせました。
(五三番 円明寺 阿弥陀如来)ここまで登ってくると展望が開け、
あと少しで下り道になります。



再び薄暗い林の中の道を行きます。この辺りは大きな石があちこちに
点在しています。(六九番 観音寺 聖観世音菩薩)
木の間越に陽の光が差し込んで、観音様のお姿が浮かび上がりました。
思わず手を合わせたくなる光景でした。

早いときは45分で一周する遍路道ですが、今日は標準時間通り?に
1時間半かけて、ゆっくり巡拝させて頂きました。