ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

大所山の花たち

2009-05-10 15:28:51 | 花日記
大所山で見た花たちです。


ヒトリシズカ
この山を代表する花のように、至る所で出会いました。


杉の葉のお蒲団をはねのけて顔を出したエビネの子。


ほとんどの株は目覚めたばかりですが、この子は
早起きだったようです。


ヤマシャクヤク


蕾も沢山あったので、まだまだ楽しめそうです。


稜線で咲いていたハシリドコロ。
毒を秘めているとはとても思えない可愛い花です。


♀ペンの大好きなエンレイソウ。


三輪、仲良く肩を並べたセンブリの花


下山道のシャクナゲは、まだ花期には早かったようです。


でも開くと花の色は淡くなります。


琵琶滝を見た帰りにみたツクバネソウ
まだまだ、他にも色んな花たちに出会えました。

大所山に登りました(5月9日)

2009-05-10 12:56:11 | 山日記
ハチキンさんから♀ペンにお誘いがあった大所山へ、
二人でお伴させて頂きました。
杉の湯で合流したハチキンさんの車に乗せてもらい、
下多古谷に沿って林道を上り大きな広場のある登山口に着きました。


登山口の道標。(8時50分)
大所山と百合ヶ岳の二つの道標がありますが、同じ山です。


杉林の中を15分ほど登ると細い谷にでて、朽ちた木の橋の横を渡ります。


急坂を登って尾根に向かう途中、この写真の少し上の場所に
ザックを置いて、エビネ蘭を探しに左の谷に下りました。
ハチキンさんが去年この時期に偶然見つけた場所に、
今年はお友達と♀ペンを誘ってくださったのです。
運よく美しい花を見ることができて、本当によかったです。
エビネの他にヤマシャクヤクや、他にも可愛い春の花々に出会え
ましたが、改めて見て頂きます。


花との対話に夢中で思わず45分を過ごして、再び登り続けます。
涸れ谷を過ぎてしばらくで、緑に苔むした岩を玉すだれのように
流れ落ちる二段の小滝にでます(10時15分)。


急斜面を何度もジグザグを繰り返して登ります。
この大きな岩があるところで右に折れて、しだいに間伐されて
明るくなる植林帯を登ります。


頭上に稜線が近づき、右側が大きく開けました。
大きな岩の上に登り、今日初めての展望を楽しみました。


背後(東)に白髭岳の鋭鋒、その左(南)には勝負塚山が…


西には目指す大所山の山頂が見えます。


11時50分、稜線に出ました。
ブナの林が美しく、足もとに咲く可憐な花たちに再び撮影モード。
のんびりと山頂を目指します。
小さなコブを越えると…


1346m、三等三角点のある山頂です。(12時10分)
4人で貸し切りの山頂でゆっくりとランチタイムを過ごして


12時40分、南側の尾根を下りました。
ブナ林を左に折れるとシャクナゲ林になり、大岩の横を危なっかしい
木の梯子やマダラロープで下ったり、膝が悲鳴を上げるような植林帯
の急坂を下って、琵琶の滝を見たあと登山口に帰りました。