原料は大和産餅米と北海道産小豆。
石臼でついた餅にほどよい甘さの餡を入れて、手焼きで仕上げた
素朴な味の焼き餅です。
昔ながらの製法で作られる餅には、ひとつひとつに個性があります。
98歳になる義父の好物で、大和郡山の名物の一つです。
17日、黄マッカと一緒にご機嫌伺いに持って行くと、たいへん
喜んでくれました。
「源九郎」の名前はお店(中嶋)が源九郎稲荷の門前にあるからです。
大納言豊臣秀長が入部のおり郡山城内に勧請し、歌舞伎「義経千本桜」
(源義経の忠臣・佐藤忠信は、実は義経が崇敬していたこの稲荷の化身
であった。義経は奥州に落ちるときに幼名「源九郎」を与える…)
で知られる神社です。
昭和初年頃、この神社の地続きの洞泉寺町の遊郭の楼主たちが中心となって
始まった行事で、白狐の面を被った行列がお囃子と共に市内を練り歩いた
といいます。
中断されていた行事は、昭和53年に大和郡山市青年会議所などによって復活し、
昭和58年からはお城まつりの行事の一つとして市民に親しまれています。
今の行事の主役は可愛い子供たち。白狐のお面を被って、お囃子と手拍子に
あわせて踊りながら市内を練り歩きます。
(上の写真三枚は2007年4月1日のお城まつりの時のものです)