ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

台湾周遊の旅(1)

2013-03-09 14:21:05 | 旅日記

鶯歌 (イングー)
台湾で最大の陶芸の街として有名で「陶都」と呼ばれています。「台湾10大都市周遊5日間」の旅は、この町から始まりました。
この陶板製案内図の前で現地ガイドの廖(リョウ)さんから説明を受けたあと、自由に街を散策します。



中国・清の時代に尖山地区で良質な粘土が発見され窯を設けたことから始まった陶器の町・鶯歌。なかでも鶯歌老街はかって尖山埔路と呼ばれ、両側に製陶工場が並んでいたそうですが、今は工場は郊外に移転して陶磁器の店を中心とした町並みになっています。


往時の工場を偲ばせるこの煙突は、時間(休日は10時半~19時半の30分ごと、平日は11時~19時の1時間ごと)がくると噴煙を挙げて時報の役割をしています。


鶯歌の焼き物は、日本統治時代には「尖山焼」の名前で台湾全土に流通しました。



一際目を引く赤煉瓦作りの建物は大きな市場です。


中に入ってみると陶器や玉、石製品などの店がぎっしり並んでいます。これは玉製品を売るお店です。


老街の突き当りの塀も、いかにも陶器の町の雰囲気です。


町の出口に流れる川の護岸。「鯨飛豚躍鶯歌領航」の文字とイルカ?の絵が見えます。クジラが飛び、ウグイスが歌うのは分かりますが…ブタが躍るとは??


対岸の建物は古い町工場の佇まいです。


今回のツァーの足となった最初のバスは、新車で内装も美しく座席もゆったりとしています。
次の目的地・三峡へは僅か20分足らずで着きました。


三峡(サンシア)
ここは三峡渓、大漢渓、横渓の三つの川が交わる場所で、日本統治時代に今の名に改められるまで三角湧と呼ばれました。


バスを降りて三峡渓に架かる長福橋を渡ります。長い橋の途中にはいくつか四阿もあり、足を休めて川を眺めることもできます。


清水祖師廟の屋根が見えてきました。橋を渡り終えて左に折れると廟の前の小さい広場に出ます。




その先に続く賑やかな通りが民権老街


赤煉瓦の立派なバロック式建築が、かってお茶や樟脳、木材の輸出で栄えた町の面影を残しています。
亭仔脚と呼ばれるアーチ型のアーケードが目を引きます。


通りには雑貨や小吃(ちょっとした食べ物)、お土産屋などが並んでいます。


このお店は有名店なのか長い行列ができていました。「猪血コウ」はブタの血の入った餅を串に刺して、甘辛ソースを塗り、ピーナッツ粉と香菜をまぶしたものです。どんな味がするんでしょう?


飴屋さんの店頭パフォーマンス。飴を長~~く伸ばしてから折りたたんでいきます。

 

広場に帰ると、音楽に合わせて子犬が次々と輪を飛び抜ける路上パフォーマンスをしていました。
再集合して清水祖師廟に入ります。(三峡の項、続きます)