ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

春の陽気・矢田歩き(3月15日)

2011-03-16 12:11:45 | 矢田だより
奈良では二月堂のお水取りが終わり、4月なみの陽気になりました。
午後遅くから矢田山へ。



いつもの「お地蔵さん」の前から東明寺へ向かい、竹林の中を登ります。



ツバキの花と東明寺



尾根道にでると、♀ペンがビシャコの花を見つけました。
途中で出会った農家のおばあさんの話では、黒い実になるそうです。
最高所「まほろば展望所」の温度計は15度を指していました。うっすら汗ばむほどの矢田歩き
でした。

春なのに…

2011-03-15 11:27:26 | 矢田だより
関東地方はたいへんなことになっています。
津波というと変愚院夫婦の身内もプーケットで遭遇した 2004年12月26日の北スマトラ沖
大地震を思い出します。しかし、今回の地震と津波はあの時をはるかに超える大規模の
もので、TVやネットで災害の爪痕を見るにつけても現地の皆様はじめ、ご家族ご親族皆様
のご心情はいかばかりかと拝察いたします。

しばらく自粛していましたこのBLOGを再開するにあたり、まず、
被災された皆様に心からお見舞い申し上げ、一刻も早い
復旧をお祈りしています。


さて季節は例年と同じように巡ってきます。お水取りが終わると急に暖かくなりました。
我が家の庭先では





ヒイラギナンテンの花が咲いています。



ヒマラヤユキノシタが開き始めました。



これはジンチョウゲ。10センチにも満たない背丈なのに、たくましく花を咲かせています。

何の花でしょう?

2011-03-11 08:42:25 | 花日記


答えは「ヒサカキ」です。
奈良や前にいた河内では「ビシャコ」といった方が通りがよく、神仏への供花に使われます。



サカキが、漢字では「榊」と書くことで分かるように主に神事で使われたり、神棚に供える
ことが多いのに比べて、ヒサカキは仏前に供えられることが多いようです。
形態上でのサカキとの違いは、ヒサカキの葉には周囲に細かいギザギザがあることです。

この花は、仏壇の花を代えるときに♀ペンが見つけました。買ってきたときは蕾だったのが、
よく水が上がって開花に至ったようです。
矢田山にも自生している植物でそれほど珍しくはないのでしょうが、私たちには初めて見る
花でした。

今日の矢田丘陵(3月8日)

2011-03-08 16:21:09 | 矢田だより


お昼前から矢田山へ行きました。北横山のお地蔵さんの前から矢田寺の方へ…。



ウメの香りに包まれて歩いていくと、



足元にはスミレの花が咲いていました。



竹藪を抜けて「矢田の大石」を通り、



矢田山最高所へ登ります。



展望台へ登ってみました。



生駒山の方角は青空ですが、南の葛城・金剛は雲に覆われていました。
「まほろば展望所」でコーヒータイムを過ごして、



東明寺へ下りました。



いろいろな種類のツバキが植えられていますが、そのうちの一種です。



帰り道ではオドリコソウやイヌノフグリが咲いていました。



開き始めたホトケノザにも出会いました。1時間半ほどの快適な矢田歩きでした。

追分梅林へ(3月6日)

2011-03-07 10:18:59 | 矢田だより
夕方から雨の予報に、昼前から追分梅林へ歩きました。



1時間足らずで梅林に着きました。
朝の青空はどこへやら、すっかり鉛色の空に覆われています。それでも日曜日だけあって
大勢の梅見客で賑わっていました。



この梅林は、もともと梅干し用の果実をとるための農業梅林ですが、最近は次第に訪れる
観光客が増えました。
広さは約10ヘクタール、梅の木の数は約4,000本(追分梅林組合HPによる)あります。



白と淡いピンクのウメが多いのですが、農業梅林だけに木の丈が低いのが特徴です。
その下で梅の香に包まれながらお弁当を広げる人が大勢座っていました。



おなじみのダチョウ君は、今年は一羽しか見当たりません。子供たちから草を貰って美味しそう
に食べています。私たちも売店で買った草餅を食べながら、雨の降らないうちにと急いで帰り
ました。

春めく大和民俗公園(3月5日)

2011-03-05 18:11:19 | 矢田だより
昨日の寒さから一転、春らしい陽気に戻りました。
土曜日の公園は午後遅くなっても家族連れで大賑わいです。



民俗博物館の季節展。毎年、この時期は恒例の「ひなまつり展」です。





幕末から昭和50年代までのお雛様13組を始め、お雛様にちなんだ80点が展示されて
います。(昨年の展示とほぼ同じです)



旧臼井家で行われている「古民家で雛まつり体験」ですが、一昨日の投稿記事に
誤りがありましたので訂正します。



今年のテーマが「夢」というのは展示全体でなく、正しくは竹工作の「ぼんぼり」
のテーマです。



この竹工作の展示は一昨年から始まり、毎年違ったテーマで楽しませてくれます。
ちなみに「竹の犬」の名は「Welcome DOG」でした。



見学を終えて、いつものように園内外周を歩きました。この民家では屋根の葺き替え
が行われています。
明日は啓蟄。大和の春もいよいよ本番です。



雛祭りの大和民俗公園(3月3日)

2011-03-03 16:44:25 | 矢田だより


真冬の寒さに逆戻りした朝の公園入口で、紅白の枝垂れ梅が美しく咲いています。







梅林のウメは見頃を迎えました。



マヒワ(という名だったと思いますが…)の群れが羽を休めています。



古民家にお雛様が飾られています。今年のテーマは「夢」
竹で作られたイヌが出迎えてくれました。

続・大和郡山の祭りと行事

2011-03-02 07:00:05 | 矢田だより


今日は源九郎稲荷神社のお祭りをご紹介します。



源義経が兄・頼朝に追われて吉野山に逃げる途中、佐藤忠信に化けた白狐に助けられた
というお話は歌舞伎の「義経千本桜」で有名です。





狐の本意は、静御前の持つ自分の親の皮でできている鼓にあったのですが、その忠義に
感服した義経が「源九郎」の名を贈ったというお話です。



境内の説明板には「九郎判官源義経平素深く此の神を信仰し 数度の戦場にて擁護の霊験
著しかりしにより遂に源九郎稲荷の名を負い給えり。又千本桜の狐忠信とて世に伝うろも
此の神の御事なり。」とあります。



『源九郎稲荷春季大祭』は毎年、4月第一日曜日に行われ…





白狐のお面をつけた子供たちが行列して市内を練り歩きます。(写真は2007年撮影)
サクラの名所・大和郡山城址の「お城祭り」と相まって春の大和郡山の楽しいイベントの
ひとつです。