万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

辻美里さんの万華鏡

2006-04-09 22:55:43 | 万華鏡ブログ
辻美里さんは日本の女性陶芸家の草分けと言われる辻輝子さんのお孫さんです。初めての本格的な万華鏡との出会いが、辻輝子さんの陶器に、代表的な万華鏡作家である、チャールズ・カラディモス、依田夫妻、山見浩司氏がミラーシステムとオブジェクトを担当した作品だったそうで、それらの映像の美しさに大変心を惹かれました。そして、依田さんのもとで万華鏡製作を学び、辻輝子さんの陶器にミラーを組み、オブジェクトを作って内部映像を表現するようになりました。いろいろな世界を持つ辻輝子さんの陶器の筒からインスピレーションを受け、その内部映像を作るのは、「楽しくもあり難しくもある」挑戦でした。「万の華が咲くように」とガラスをひとつひとつバーナーで溶かし、できたオブジェクトを組み合わせて覗いては、心を躍らせながら製作なさったという万華鏡の内部映像は本当に女性らしい優しさと美しさに満ちています。まだ数は少ないのですが、外側の筒も自分で陶器を焼き、製作なさるようになり、万華鏡作家として作品を発表していらっしゃいます。これからの作品がますます待ち遠しい作家さんです。万華鏡の写真も次回ご紹介したいと思います。
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