万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

自然を写す万華鏡

2006-11-01 09:45:57 | 万華鏡ブログ
木々の葉が色づき始めました。美しい日本の秋を表現する辻輝子さんの陶器で作られた万華鏡です。
辻輝子さんは女流陶芸家の草分けの作家であり、現在も「あるがままの自然の美を作陶の心に」制作活動にいそしんでいらっしゃいます。幼い頃父親が買ってきたヨーロッパ製の万華鏡の美しさに驚嘆し、それ以来あの美しい世界を作り出したいと念じてきたそうですが、十数年ほどまえアメリカの万華鏡に出会い、万華鏡の筒を焼くようになりました。そしてチャールズ・カラディモスさん、山見浩司さん、依田満・百合子ご夫妻、辻美里さんなどとの共作で、数多くの素晴らしい作品が生まれました。
花や草木、果実、鳥、蝶、動物など自然のうみだす一瞬の美の表情を描きとめた図案があしらわれた筒、形も質感も一様でない形に息づく辻さんの表現を活かしながら、万華鏡の作家さんはどんな思いで内部の映像を製作なさるのでしょうか。興味深いところです。
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