横浜そごうで恒例となった「おとなも楽しむ万華鏡2009」展が今日から開催されています。最初の頃の印象から大きく変わったのは、展示されている万華鏡の種類だけでなく、熱心に覗いていらっしゃるお客様の多さです。ひとつずつ丁寧に覗いて見つけたお気に入りの作品を嬉しそうにお持ち帰りになる様子を拝見していると、私まで嬉しくなります。
今回もさまざまな素材、タイプの作品が並べられていましたが、見方、扱い方もいろいろあって、迷っているような方には、ご案内してくださっている中村あや子さんが声をかけて教えてあげたり、となりのお客様が教えてあげたりというほほえましい光景も見られました。
目の前の作品を通して知らない方との会話も成立したり、また作家さんご本人ともお話できたりと思いがけず交流の楽しさも味わえる、温かい雰囲気の万華鏡展です。この写真の中央にあるのは、中村明功さん・あや子さんご夫妻の「スキズマトリックス2009」というパーラータイプの万華鏡ですが、美しさと不思議さを併せ持つ、とても凝った作品です。