引き続き依田さんの万華鏡フェアからご紹介します。
会場にはワイン樽の万華鏡を始め、ザ・ブリュースターカレイドスコープソサエティでの受賞作品など大きな電動式の作品もたくさん展示されています。 電動式というのは、内部の照明やオブジェクトセルの回転、バックグラウンドミュージックなど、スイッチ一つで動かし、映像の変化を楽しめる仕組みです。 投影式も、電動で楽しむ万華鏡も、依田さんの考案された作品は、素晴らしい精度で万華鏡を機能させ、一期一会の映像を生み出します。
その一方で、手の中で大事に回しながら覗く小さな万華鏡たちには、覗く人の気持ちに沿う温かさのようなものがあります。
上の写真はさまざまなガラスの筒から生み出された万華鏡です。それぞれの筒のデザインテーマに沿って、色合いを考えたオブジェクトが用意されています。
蓮の花をモチーフとした作品です。
透き通ったガラスの筒が新しくて目を惹きました。下町のガラスシリーズの新しい感覚の作品になることでしょう。
透明な青が映り込んで、青い光がゆらゆらと見えていますね。 とてもきれいです。
そのほか、思わず手に取りたくなるおしゃれな小瓶シリーズや、陶器のお人形シリーズも並んでいて、誰かに飾ってもらうのを待っている表情でした。