デヴィッド・スーギッチさんは、オイルワンドをオブジェクトとして、様々な万華鏡を創っていらっしゃいますが、今日は定番の2作品です。 とりあげた理由はピンクだから。 もしかしたら以前からあったのかもしれないけれど、私には新鮮で、気分が明るくなるような気がして、ご紹介することにしました。
写真の奥はBaby Boomer Yin Yang(ベビーブーマー インヤン) といいます。 「インヤン」というのは「陰陽」から来ていて、2つの曼荼羅模様が相反する流れで変化するものです。 ミラーを薄い菱形に組んだ4ミラーシステムです。
手前の作品はInsight (インサイト) です。 狭い角度の二等辺三角形にミラーを組んだ3ミラーシステムです。
どちらもピンク色の粒とキラキラする星型のスパンコールがオイルの中を流れます。
花火のようにキラキラしながら広がる映像の流れこそがこれらの作品の醍醐味ですので、写真ではお伝えしにくいのですが、もしどこかで見かけたら、ぜひ手にとって覗いてみてください。
ピンクだけでなく、いろいろな色もあるのが嬉しい作品です。
ピンクといえばマイケル・コリアさんの「カラースピリット」シリーズの「Hot Pink (ホットピンク)」も定番です。
筒はシンプルですが、映像のダイナミックな変化はすごいです。 ピンクの世界が姿を変えながら、迫ってきます。
そしてもう一つ。 依田満さん・百合子さんの生み出すピンクの世界もご紹介したいです。 「蓮と月」という作品で、ピンク色のガラスの筒にサンドブラストで蓮と月がデザインされています。
そして柔らかいピンクの中に浮かび上がる蓮の花。 包み込まれるような世界を楽しみたい方にお勧めです。
ピンクの万華鏡の世界、いかがでしたか?