この万華鏡は依田満さん・百合子さんの工房の作品です。 最初に目を惹いたのは珍しいガラスの組み合わせと「ケ・セラ・セラ」の文字。 装飾はんだで花と鳥が飾られているところもユニークです。万華鏡にちょっと一味、遊び心があるのが良いですね。 文字も気分にマッチしたということでしょうか。
次に目を惹いたのは、ガラスのワンドに詰め込まれたたくさんの小さなガラスオブジェクトの色合い。ちょっと秋らしいというか、シックな感じがどんな映像になるのかなと思いました。
ひし形に組んだ4ミラーシステムからは、2つのマンダラ映像が並んで見えます。 狭い角度で組まれたミラーの両端で、それぞれの映像が作られます。
そしてもう一つ面白い見方があります。ガラスのワンド(棒状のオブジェクトケース)を左右に動かすと、それぞれのマンダラ映像が違う向きに動くのです。一方は内側から広がるように、そしてもう一方は内側に吸い込まれるように。一斉に変化するので、これはダイナミックな動きを見せます。
覗きながら、変化する色模様の世界に身を任せて楽しんでねというメッセージのある万華鏡です。
♪ ケ・セラ・セラ ♪