時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へⅢ部 -漂着-

2009-09-18 | 舞台/役者
Ⅲ部-漂着-
あろう事か
通しチケットを忘れてしまったσ(;∇;)

ですが
わたくしだけではないんですね~
アハハハ


Ⅱ部に引き続き
アレクサンドル・ゲルツェンを中心に
物語が展開します

最愛の妻と次男を海の事故で失った
アレクサンドルは
フランスの堕落した社会に絶望
生活の場をイギリスに移した
この地は
ヨーロッパ中の亡命者が集結する国でもあった

ロシアに帰国することなく
長年の悲願だった
ロシア国内での自費出版にこぎ付け
最愛の妻・ナタリーの親友でもあり
恋人のような親密な関係を築いていた
ナターシャとの間に
新しい命を授かり幸せに暮らしているかに見えた

しかし
ナターシャは
アレクサンドルと
元夫ニコライ・オガリョーフの双方に愛情を抱いており
それは
かつての
アレクサンドル
ナタリー
そして
ゲオルク・ヘルヴェーグとの
関係の再現とも思われ
自らの行いを責めるのであった

一方
ロシアでの農民開放に
狂喜したアレクサンドルや
ミハイル・バクーニン
イワン・ツルゲーネフ
しかし現実は…

果てしなき理想を掲げ
大志を抱き活動と続けてきたアレクサンドルに
訪れる最期の時
彼の脳裏に飛来したものとは…



アレクサンドルを演じた阿部寛さん
膨大な台詞をよくもまぁ~
弾丸のごとく発してました
流石プロです
よく覚えられますよね

それにしても
登場した役者陣は
自分が発する台詞の意味とか
哲学の問答とか
理解出来ているんでしょうか…

σ(^^;) は
台詞を自分の頭脳に刻み込み
リアルタイムで解読を試みてみましたが
所々追いついていかず
???なんて所も多々ありました

理想の達成
自分達の世代だけで成し遂げられるものではない
我が子
そしてその孫や子と
引き継がれていくものなのだ
アレクサンドルの言葉は
実に真実味があった

ユートピア
誰しもが求める永久に求める土
幻かも知れない
しかし
何処にでもある
場所なのかも知れない


バカップル揃ってました
今回も♀前半爆睡してました
そして休憩後
私を含め若干名
席の移動を願い出た次第です