獣の奏者 IV 完結編

強大なラーザ帝国との対決に備え
闘蛇の飼育法を変えるリョザ神王国・真王セィミヤは
王獣を軍事的に利用するための訓練を決断！
自らも
戦場に赴く事を表決意

セィミヤの意向を受けたエリンは
王獣たちを武器に変えるため
訓練を開始する
決してすまいと思っていたすべてを
自らの意志で行っていく

激化していくラーザとの戦の中で
王獣たちを解き放とうとする
エリンの思い

夫・イアルと息子・ジェシと
穏やかな暮し
まっさらな未来をジェシに残したい！

エリンの思いは叶うのか
王獣が天に舞い
闘蛇が地をおおい
‘災い’が
ついにその正体を明かすとき
物語は大いなる結末を迎えのであります

　　　　　　　　　　　　　　 「BOOK」データベースより引用


うぅ～
余りにも壮大かつ
壮絶な物語「獣の奏者」全4編
ついに完結でございます！

エリンが
王獣部隊の養成を始める一方で
イアルは
王獣部隊が戦場に出る必要のないことを願い
自ら闘蛇乗りになることを決心します
この妻にしてこの夫あり！
影となり表となり
互いに支え合う姿は
ハンパじゃありませんでした

‘残った人々’によって語られた
過去の惨劇
その真実

小生の中で
人の手によって育てられた王獣と闘蛇の存在が
核や細菌兵器とオーバーラップしてしまいました

どうか約束してください
これから起こることを見届け
なにあっても
もう二度と隠すことはしないと

みんなが真実を知り
考えることができるように
もう二度と隠さないと…

1人の力では
混沌とした時代の流れを
変えることは出来ないかもしれない
でも
日々の生活の中で
一人ひとりが
現実から目を背けることなく
逃げることなく
見据え・見極め
自分の中に受け入れ
そして成すべきこと成す

どんな小さな事柄でも
その積み重ねが
大きなうねり力となれば
世界は変わる
きっと良い方向へ

単なるファンタジー作品と思いきや
これは
現代に警鐘を与える
作品と言えるのではないでしょうか

これが児童書とは…