時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

天台宗 大蔵山杉本寺

2009-12-21 | 神社仏閣
坂東三十三箇所第1番札所であり
鎌倉最古のお寺とされております

その存在は存じておりましたが
毎回
素通りしていたお寺のひとつです



石段中腹にある受付で
拝観料を払い
仁王門へ向います
朱塗りの仁王像が左右に鎮座
境内を守護されております



仁王門を過ぎると
右側に
大蔵弁財天を祀る社があります
その脇には小さな池も!



正面には
観音堂(本堂)へ向う石段がありますが
立ち入り禁止!
いい按排に苔生してました


               

観音堂(本堂)内に入り
時計回りにお参りをします
新十一面観音と地蔵菩薩
中央の御本尊・十一面観音立像
毘沙門天、不動明王、観世音菩薩三十三応現身

余りにも近い!
嘗め尽くす感じて
観察してしまいました

御本尊の後方には
秘仏である
三体の十一面観音が静かに佇んでおられます
仄かな灯りに浮かびあがるそのお姿を見ていると
自然と心が
穏かになっていく気が致しました



杉本寺の境内を含めその背後一帯には
かつて
三浦氏一族・杉本義宗が築いた
杉本城があったそうです
鎌倉幕府滅亡後
北畠顕家が鎌倉攻めのとき
鎌倉府執事を務めた斯波家長が
この城に拠って攻防戦が繰り広げられたとか
そして最期は
この寺で自害されたそうです  

霊峰富士

2009-12-20 | 徒然
昨日
朝の‘霊峰富士’でございます

こうして
遠目から見ると
なんとも美しいです

某芸術の都同様
遠くか眺めている方が
幻滅しないですむモノのひとつだなぁ~
と個人的には感じております

冬の富士山は
とてもデンジャラスのようで…
お正月の御来光見たさに
登山される方は
十分ご注意下さい

浄土宗 総本山知恩院

2009-12-19 | 神社仏閣
こちら
知恩院さんの夜間特別拝観もお見事でした


                女人坂                             三門に展示されていた‘天女’

体力も既に限界でしたが
蝋燭や
ライトで照らされた女人坂を
どうにか上ってみました

なんせ暗いもので
距離感がイマイチ掴めず
それが幸いしたか?



江戸時代初期に
小堀遠州と縁のある僧玉淵によって
作庭されたと伝えられる方丈庭園
友禅染の始祖宮崎友禅生誕300年を記念して
昭和29年に改修造園された友禅苑

水面に映し出された紅葉が
とても優美
随時
落ち葉をすくい
美しい水面をキープしているようです


                                友禅苑

堪能させて頂いたわけですが
日中拝観後に夜間特別拝観に
足を運ぶべきかと…
何処をどう歩いたのか
全然解りません(笑)
後日
サイトで境内を確認しようにも
やはりキチンと把握出来ませんでした



御影堂(本堂)から
阿弥陀堂にいたる参道の両脇には
電球ではなく
蝋燭のミニ燈籠が並べられていて
好感度ますますアップ
風に揺らぐ蝋燭の炎にも
うっとりです

この日は
御影堂(本堂)内で
雅楽の演奏が行われておりました


                         本尊阿弥陀如来坐像

笙や篳篥の音色に誘われて
御影堂へ

丁度
曲が終わったところで
次の演奏を楽しみにしておりましたら

「これにて雅楽の演奏を終了致します」

と司会者の声が…




日中伺えば
国宝「阿弥陀二十五菩薩来迎図」
拝見出来るんでしょうか?


                阿弥陀二十五菩薩来迎図

ところで
京都国立博物館
平常展示館建て替え工事は
いつまで続くのでしょうかぁ~

怪しい者ではありません!

2009-12-18 | 健康第一身体が資本
今年の※☆@は今年のうちに
と云うことで
最近
YOSA
通い始めました



店内は
とてもとても乙女チックな雰囲気
小生とは相反すると申しますか…(^_^;)
体温が上げると
免疫力アップするというのは
昨今テレビでよく見聞きしておりますが
果たして…



今週は
一日ごとに寒くなってきており
汗をかくのも一苦労?
と思いきや


出ます!汗

汗をかいても
ベトベトしないのが良いです
免疫力アップと体質改善を兼ね
暫くお世話になろうかと思いました



通りは
すっかりクリスマスの装い
みなとみらい周辺も
クリスマス本番に向け
ラストスパートかな?

ふと
去年の今頃のことを
思い出してしまいました

一年経つのって
本当に早いですね~

日本三天神社と云えば

2009-12-17 | 神社仏閣
大宰府天満宮・北野天満宮・荏柄天神社
とパンフレットには明記されておりました

因みに
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には
大宰府天満宮・北野天満宮・防府天満宮の
3ヶ所をもって日本三天神と称する
異説として防府天満宮を外して
大阪天満宮を入れる場合もある
とありました


                      7月20日のみこし渡御でお渡りする神輿

とても
こじんまりとした神社です
日本三天神と呼ぶような
大それた神社とも思えないσ(^^;)
どちらかと申さば

‘地味’

ですが
あったか~い気持ちになる空間でしたよ


            御神木の大銀杏                                          御社殿

受験シーズン目前!
学問の神様であられる
菅原道真公が御祭神のですので
当然のように
受験を控えた学童及び
親御さんと思われる方々の姿が…

受験当日
本人に代わり
合格祈願をして下さるそうです



境内には
‘絵筆塚’なる塔(碑?)がありました

154名の
有名漫画家の河童の絵を
レリーフにして
はめ込んだ塚とのことです

藤子・F・不二雄氏の「ドラえもん」
手塚治虫氏の「アトム」のレリーフもありましたよ

散歩日和 ~お日柄も良く~

2009-12-16 | 神社仏閣
寺を訪れたあと
寺に行こうと思い
報国寺の脇を進んだところで
旧華頂宮邸に遭遇致しました



サイトによりますれば

の昭和4年の春に
華頂博信侯爵邸として建てられもの
平成8年5月鎌倉市が取得し
平成18年4月には市の景観重要建築物
同年10月に
国の登録有形文化財(建造物)に指定されました



庭園は
幾何学的なフランス式庭園で
バラやアジサイなど
四季折々の花や緑を楽しめます
また
借景として
妙本寺・衣張山特別保存地という
素晴らしい自然景観を有する建物です

とのことでございます



浄明妙の場所が分からず
館近くに住まう住人に
「‘浄寺’に行きたいんですが」
とお尋ねしたところ

「‘浄寺’はこの報国寺の脇を戻って通りを右に…」
「いえ‘浄寺’に行きたいんです」
「あ~それなら山を越えた逗子側ですよ」
(地図で確認したらこの辺だったんだけどなぁ~と思いつつ)
「そ~なんですか逗子側でしたか…」
「そこの浄寺は臨済宗だけど、真言宗では‘浄寺’と呼んでるんだ!同じだよ」
と解説頂きました



今‘浄寺’は逗子側にあるって言ったよなぁ~
でも同じ寺って…
そもそも臨済宗と真言宗の看板立てるってあり?

如何にも勉強になりました
という面持ちで
キチンとお礼を述べ
杉本寺へ向ったのでありました

家に帰り
理由は定かではありませんが
寺名は‘浄寺’だけど
最寄のバス停・地名・住所は‘浄寺’
という表記を用いている事を知りました




覚園寺
は拝観時間が決められておりました
所要時間は50分程
今回は時間の都合でパス致しましたが
次回は是非!

今回の最終目的地は
鶴ヶ岡八幡宮

 
                             白旗神社内 源頼朝墓所

この日は
大安吉日だったのか
鎌倉宮で一組
八幡宮では二組のカップルが
神前挙式を挙げておられました

特に
八幡宮では
静御前が義経を慕い
心を込めて舞った若宮廻廊跡に建つ
舞殿(下拝殿)で式を行っておられました

ぶっちゃけ晒し者状態



お天気で暖かい日だったので良いけれど
雨や雪とか
風の強い日は正しく苦行?

サイトで調べましたところ
八幡宮では
夢殿若しくは若宮で神前式を
行うことが出来るとのことでした

この後
小町通りを抜けて
鎌倉駅へ向ったんですが…
数ヶ月前とは
また景観が違う事に唖然!


ここは
原宿竹下通りかっつ~の

情緒も何も
あったもんじゃない…

カールじいさんの空飛ぶ家

2009-12-15 | 映画
カール・フレドリクセンは
78歳の孤独な老人

最愛の妻に先立たれ
彼女の思い出が
ぎっしり詰まったマイホームで
一人暮らしをしている


                   

彼には
「いつか叶えよう」と
亡き妻と誓った夢があった
それは
二人で素晴らしい冒険の旅に出ること


                   

その夢が
叶うことなく歳だけを重ね
住み慣れた我が家まで
奪われそうになった時
カールは
人生最初で最後の
旅立ちを決意する


                   

彼に残された
唯一の宝であるマイホームに
無数の風船をつけ
カールじいさんは
家ごと空高く舞い上がった

空へ
妻と夢見た冒険の地を目指して!
旅の道連れは
おしゃべりな8歳のラッセル少年と…

                「CINEMA TOPICS ONLINE」より引用


                   

この家で 君と出会い 君と約束をした
この家で 愛を誓い 君と夢をみた
そして
この家で 君と年をとり
ある日 独りぼっちになった
もう君にあえないのか…

じぁな!
妻に会いに行ってくる!



                   

妻との出会い
楽しい日々
そして妻との別れ

長い年月が
映像だけで表現されております
二人の愛情を
とても深く感じることができます
ムッシュ・カールの悲しみに
共感せずにはいられない

冒頭から


                   
頑固だけど
ロマンティストなムッシュ・カールが
第二の新たな
冒険(人生)を見つけだすまでを描いた作品です

風船で家が浮くわけがない!
老人が家を引っ張って行ける訳がない!
そんな現実的なことは置いといて
ファンタジックな世界に
暫し浸って欲しいです
生きる元気を貰える映画でした

ラスト再び


                

ただね…
ムッシュ・カールの顔が
野村さんとダブってしまい…

似てるんだわ~


         

真言宗智山派 総本山智積院

2009-12-14 | 神社仏閣
以前から
気にはなっておりましたが
毎回
素通りしてしまっていたのが
こちら
真言宗智山派 総本山智積院
でございます

東大路通り沿い
三十三間堂の目と鼻の先


                            障壁画「桜図」

まずは収蔵庫へ
こちらでは
長谷川等伯らによって描かれた
金碧障壁画「桜図」「楓図」
「松に立葵図」「松に秋草図」を
拝見することが出来ます

周囲に佇む草木の繊細な揺らぎが
力強い巨木と一体になってます
巨木の
しなやかな曲線がこれまたいい


                             障壁画「楓図」

収蔵庫貸切状態!
四方を豪華な障壁画に囲まれて
なんとまぁ~贅沢な時間なの!?
あんなに
マジかに堪能出来るとは…
いいんでしょうか
防犯カメラは
当然設置されているのでしょうが
監視員さんが側にいなくいいの?

そしていよいよ
講堂から大書院へ向います


                         障壁画「松に立葵図」

流石
真言宗智山派・総本山
総てが立派でした
下世話な言い方をすれば
相当、儲けてそう~

手入れの行き届いてたお庭
何処もかしこもピッカピカです



                
                           灌頂道場や各種研修の道場として使用している「講堂」

この日は
何かの法会があるらしく
袈裟を身に付けた方々が数十人
大書院にぞくぞくと集結
何やら厳粛な雰囲気…

小生は
まず講堂の周辺を歩き回っておりました
ところが

何処からともなく
カランコロンと云う下駄の音が…



なんと
大書院を出た僧ご一行が
講堂周囲の廊下を歩き始めたのです

その脇を
立ったまま見過ごすのも
気が引けて
通る度に正座して待機
視線をそこへ向けたらよいものか…

先へ進もうにも
一体何グループあるんだ!
とばかり次から次へと
前方から
カランコロンとやって来る集団

進んでは戻り
進んではまた逆戻りと
なかなか
大書院にたどり着けませんでした


                 
                                                大書院

その昔
国宝の障壁画が飾られていた
こちらの大書院
今も綺麗な障壁画が庭の美景に負けることなく
相対峙しておりますよ~

庭園の池が
平安期の寝殿造りの釣殿のように
書院の縁の下に
入り込んでいるのが特徴的です
拝観客がいない事を確認後
しっかり覘かせて頂きました


                

「利休好みの庭」と伝えられる庭園は
豊臣秀吉公が建立した
祥雲禅寺(智積院の前身のお寺)時代に原形が造られ
その後
智積院になってからは
第七世運敞(うんしょう)僧正が修復し
東山随一の庭と言われるようになったそうです

築山・泉水庭の先駆をなした
貴重な遺産といわれ
中国の盧山を象って土地の高低を利用して築山を造り
その前面に
池を掘るとともに
山の中腹や山裾に石組みを配して変化を付けています

                 「智積院HP(諸堂案内)」より
                                   



こちらは穴場です
家が真言宗を信仰されておられる方は
何かにつけて
足を運ばれることも多々あるかと存じますが
小生のような
一般の素人観光顧客には
馴染みのないお寺でしたが
お庭にしても障壁画にしても
勿論
御本尊にしても
見ごたえ十分かと思われます


                
                       真言宗中興の祖、興教大師覚鑁のご尊像を安置する密厳堂

国宝の障壁画に
雅さを求めるも好し

広い敷地に
悠然と佇む智積院の境内を散策するも好し

庭の優美な景観と静けさに
暫し心をゆだねるも好し

散歩日和 ~鎌倉・稲荷山 浄妙寺~

2009-12-13 | 神社仏閣
最高気温18度
ぽかぽか陽気に誘われて
運動がてら鎌倉出かけて参りました

鎌倉駅からバスで浄妙寺へ直行
それから
旧華頂宮邸~報国寺~杉本寺~鎌倉宮
覚園寺~荏柄天神社~源頼朝墓所~鶴岡八幡宮
小町通りを経て鎌倉駅へ戻るという
散歩コースをチョイスしてみました
超スローペースで3時間


                

ある臨済宗建長寺派の禅宗寺院
鎌倉五山の第五位の寺院です
寺名「浄寺」
なのに
最寄のバス停・地名・住所は「浄寺」
是如何に!



散策路を上がって行くと
石窯ガーデンテラスなるテラス&レストランに遭遇
テラスでは
手作りケーキやお茶が頂けます
手作りパンやスコーンの販売もしてました
試食も(^ー^)v

お寺なのに…
かなりミスマッチ


                      こちらではお抹茶が頂けます

足利義兼による
文治4年(1188年)の創建と伝えられる
初めは
極楽寺という密教(真言宗)の寺院であったが
建長寺開山蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)の弟子
月峯了然(げっぽうりょうねん)が
住職となってから禅刹に改め
ついで寺名も浄妙寺と称した
寺名を改称したのは正嘉年間(1257~1259年頃)とみられる
                   (浄妙寺発行 略記より)

足利貞氏の墓とされる宝篋印塔があります


                         枯山水のお庭が綺麗

京都に負けてなるものか!?
と云う事で
鎌倉の寺院を
ぼちぼちアップして参ります
たぶん

大原三千院

2009-12-12 | 神社仏閣
落人が
世をはかなんで隠れ住んだ大原の地に
比叡山を降りた僧たちが
修行の場を求めたのが
三千院のルーツ

寺の起源は 延暦7年(788)
最澄が
比叡山延暦寺の東塔の梨の大樹の下に
一宇を建てたことによる



洛中を経て
応仁の乱の後にここ大原に移転した
天台宗の5門跡のうちのひとつ

木立に包まれた
本堂・往生極楽院は
久安4年(1148)頃の建立
この他
豊臣秀吉の建立と伝えられる
客殿や房殿などがある



金森宗和作の有清園
聚碧園と呼ぶ
2つの庭園も見事である

春の桜に始まり
初夏のあじさい
秋の紅葉
冬の雪と
三干院は季節ごと風情をみせる

       「京都じっくり観光~エリア別・テーマ別の散策ガイド~」より引用


                 

三千院も久しぶりです
今回は
宸殿とお庭・金色不動堂などはじめ
客殿もじっくり拝観させて頂きました

流石‘三千院’
訪れる人の数も多いこと!

バスを降りて山門へ向う通りには
お漬物のお店が立ち並び
ついつい漬物に手が伸びてしまい
足が前に進まない(笑)
味と値段を要チェック!



知り合いでの居るのか
やたらと小生の地元の地理に詳しい
三千院のお坊さんと
話が盛り上がってしまいました

貴船神社でも
小生の地元に明るい
禰宜さんがいらっしゃいました

確かに
東海道の宿場町ではありましたし
歴史ある町ではありましょうが…

いや最近は
支那そばやで有名かも!?



京都の北‘洛北の地’
12月の今頃は
雪景色が拝めるかな?

寒いけれど白い雪に覆われた風景も
是非みて見たいものです

と云うことで
来月早々行こうと思いますσ(^^;)



ん…?
三千院のコメント殆ど書いてない?