県内で「障害」という言葉が書き換えられることになるそうです。
「電波障害」「障害物走」等はそのままで、「障害者」「発達障害」等が「障がい者」「発達障がい」と表記されるそうです。理由は、やはり「害」という言葉のもつ“悪い”というイメージのようです。現状では、確かに後者の表記も増えてきていますけど、統一とまではいっていないという感じでした。あとは「障礙」「障碍」なんて表記もたまに見かけましたが、こちらは慣用的な字ではないため、「障がい」で統一されることになったみたいです。精神分裂病が統合失調症に変わったような大きな変化ではありませんが、文章を打つ際に「障がい」とは一発で出てきませんから、一個人として趣旨には賛同できますが、少々手間ですね。
自分は論文上、一切「障害」という文字を使わず、「器質的な制限」「特性」という言葉を用いました。「知的障害」や「自閉症」「ダウン症」などと言うと、どうもイメージが先行してしまう気がしたからです。少なくとも、2人自閉症の子がいたら、興味関心も苦手な物も、何もかも違います。例えば、ある子は水が大好きで水道でずっと遊びますが、ある子は手に触れるのも嫌がります。「自閉症だから水が好き」と言うことは絶対にありません。もっと細かい視点で分析していかないと、その子が何に困っているか見えて来ないのです。感覚が過敏なのか、鈍いのか、不快なのか、見えていないのか、鍛錬しようとしているのか、過去に嫌な思い出があったのか、たまたま気分が乗らないのか、はたまた全部なのか・・・それは「障害」ではなく、利き手や利き足みたいに誰もがもっている感覚の違い、すなわち「特性」と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、アメリカでは障がい者を「Challenged」つまり「挑戦者」と表記しているそうです。もはや「特性」ですらなく、「特長」として捉えているわけですね。言葉のもつイメージとは不思議なものです。
「電波障害」「障害物走」等はそのままで、「障害者」「発達障害」等が「障がい者」「発達障がい」と表記されるそうです。理由は、やはり「害」という言葉のもつ“悪い”というイメージのようです。現状では、確かに後者の表記も増えてきていますけど、統一とまではいっていないという感じでした。あとは「障礙」「障碍」なんて表記もたまに見かけましたが、こちらは慣用的な字ではないため、「障がい」で統一されることになったみたいです。精神分裂病が統合失調症に変わったような大きな変化ではありませんが、文章を打つ際に「障がい」とは一発で出てきませんから、一個人として趣旨には賛同できますが、少々手間ですね。
自分は論文上、一切「障害」という文字を使わず、「器質的な制限」「特性」という言葉を用いました。「知的障害」や「自閉症」「ダウン症」などと言うと、どうもイメージが先行してしまう気がしたからです。少なくとも、2人自閉症の子がいたら、興味関心も苦手な物も、何もかも違います。例えば、ある子は水が大好きで水道でずっと遊びますが、ある子は手に触れるのも嫌がります。「自閉症だから水が好き」と言うことは絶対にありません。もっと細かい視点で分析していかないと、その子が何に困っているか見えて来ないのです。感覚が過敏なのか、鈍いのか、不快なのか、見えていないのか、鍛錬しようとしているのか、過去に嫌な思い出があったのか、たまたま気分が乗らないのか、はたまた全部なのか・・・それは「障害」ではなく、利き手や利き足みたいに誰もがもっている感覚の違い、すなわち「特性」と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、アメリカでは障がい者を「Challenged」つまり「挑戦者」と表記しているそうです。もはや「特性」ですらなく、「特長」として捉えているわけですね。言葉のもつイメージとは不思議なものです。