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上位校公表

2013年09月21日 | 時事
学力調査上位校の校長名公表 静岡知事、当初は下位対象
当初は下位100校を公表といっていたわけですが、結局上位86校を公表するそうです。

前回は勘違いしていましたが、どうやら教委でなく知事が暴走していただけのようですね。教委には時の首長に干渉されない独立性があることを理解していない知事が多い気がします。しかし、学校は教育委員会が管理する「縦のつながり」で結ばれていますが、校長と教育委員を見れば立場が逆転する(つまり、教委を経て校長になる)わけですから、先輩を晒すなど、考えてみれば絶対にありえませんな。テレビでは「公表する」の一点張りだったものの、文科相も苦言を呈す事態になり、議論も沸騰し、流石に後には引けなくなって苦肉の策の妥協案、といった感じでしょうか。
ではなぜ上位100校でなく86校なのかというと、全国平均を上回った学校が86校しかなかった、ということのようです。つまり、必然的に残る421校の関係者には、我が校の校長名がなければ平均以下であることが分かってしまうということですね。これ実はワースト100の公表よりひどくね?

実はアレ、一般には都道府県レベルの結果しか公表されない(だからマスコミは都道府県対抗戦しか報道しない)のですけど、教委レベルでは学校単位の詳細データが分かっており、当然校長を介して我々末端も「うちの学校の成績」を知ることが可能です。つーか、抽出調査の時は僕が結果を集計していましたけどね(笑)まあ子どもや保護者には伝えませんし、学校ごとの順位詳細までは教えてもらえませんが。ともかく、間違いなく知事は知らなくとも、教委レベルでは全部分かっていると言うことです。

というか、単に知事が自分の地区の学校の順位を気にしていただけだったりして・・・