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日本史必修化

2014年01月10日 | 時事
高校日本史の必修化検討 新科目「公共」も
まあ世界史が必修なのに日本史を学ばないのは不公平ですしね。

自分達の頃は高校2年生で日本史と地理を選択することになっていました。確か「地理のほうがセンター試験に有利」という情報もありましたけど、自分は日本史が好きだったのでそちらを取りました。案の定センターで撃沈し、激しく後悔したのは良い思いでです(笑)
ただし、今になって結構歴史物の本を読むようになり、教科書や資料集を引っ張り出して参考書のように見てみると、あの時は単なる暗記物だという認識でしかなかったものが、非常に面白く思えるようになりました。まず2000年以上王朝交代がない国は世界中で日本だけですし、文化的な資料も他の国に比べて明らかに古くグレードの高いものまで残っています。文明についても、ある時代で世界最高水準を誇るようなものも多くあり、日本は現在に至るまで非常にユニークな発展を遂げてきていることが分かります。歴史とは私達の祖先が築き上げてきた英知の結集であり、よりよい未来にむけて選択肢を与える道しるべでもあります。まあそこまで断定する必要はないとしても、最低限自分達の祖先がどのように生きてきて現在に至るのかを知っておくことは大切なことでしょう。現在は、小6で人物中心に学び、中2で通史を学ぶことになっていますが、高校でもそれほど深く触る必要はないにしろ、日本史Aのような形で必修にするのはアリかなと思っています。

ちなみに朝日新聞はどうも反対のようで、昨日の天声人語には「国家は初中等学校における歴史教育を廃止すべきだ」という言葉を引用していました。歴史を学ばなければ、今マスコミが必死で煽っている靖国問題、尖閣問題、慰安婦問題なども、何故問題なのかすら分からなくなってしまうのではないかと思うのですが・・・それこそいみじくも韓国が仰せの通り、「歴史を忘れた民族に未来はない」わけです。
まあもちろん、歴史が見る人によって逆の価値になり得ることは当然です。豊臣秀吉の「文禄・慶長の役」、つまり明(中国)征服のために朝鮮に出兵したことは、朝鮮にとっては「倭乱」つまり倭人の反乱だとして教えられていますし、中国では「抗倭援朝」つまり倭に抗う朝鮮を援助するという恩着せがましい呼び方をしています。朝日のように「うちの見方は廃止します」という態度は、どんどん相手に付け入る隙を与えてしまうため以ての外ですが、呼称の仕方に腹を立てても、お互い切りがないのは明らかですし、時間と労力の無駄です。まずは、それぞれの立場を鑑みればそう称してもおかしくないと感じる心を持つことが大切です。その上で、譲れない線はどこかを模索していくことで、初めて話し合いになるのではないでしょうか。

一方的な考えに固執してしまうのは双方のためになりません。でもそのためには、まず我々も教育を通して「日本人の立場」を知っていないといけません。だからこそ正しい日本の歴史を学び、日本の文化伝統や立場をしっかり理解した上で、相手の間違いを諭してあげるべきなのではないでしょうかね。