(株)カプロラクタム-blog

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チケット詐欺

2017年09月11日 | 時事
チケット詐欺で誤認逮捕=21歳女性を19日間勾留―徳島県警
何と言う立ち回り・・・末恐ろしい中学生ですな

専門学校生Aがチケットをオークション売りに出し、中学生Bが8万円で落札しました。ここまでは普通ですが、ここからBは入手したAの個人情報を元に、別の人C(2人のようですがあえてCとします)にチケットを売ると言ってC→Aに金を払わせ、チケットはA→Bとゲットし、ちゃっかりまた別の人Dに売りつけたようです。つまりその結果、Bがタダでチケットを入手して転売したことになり、D→Bの代金6万円をゲットした模様です。
当然CはAに金を振り込んだのにチケットがこないので、専門学校生は訴えられてしまいましたが、どうやらそのやりとりの記録を残していなかったらしく、そのまま19日間も拘留されてしまったとか。直接ネットのやりとりがなくともサイトとか運送会社には残っていそうなものですが、おそらく初動捜査でもう決め付けてかかってしまったのでしょうね・・・C、Dに落ち度はありませんが、余りにもAが不憫ですな。あと中学生に翻弄され謝罪会見を開く羽目に陥った警察も・・・合掌。

ネットオークションは自分が学生の頃には既にありましたが、当時から既にいわゆる闇市状態で様々なトラブルが生まれたため、その後はちゃんとカード番号を登録したり、サイト側が「現金確認」と「商品発送」の仲立ちをしたりするようにもなりました。しかし、最近はメルカリというスマホでさらに簡単に取引できるアプリも登場したようで、何やら普通のオークションではなく出展者と値段交渉もできる模様です。良い人ばかりならいいですけど、一旦決まった値段が覆る可能性のある時点でトラブルになることは目に見えていますよね・・・噂ではアヤシイものも出品されているらしく、スマホの世界は管理が追いついていないのが現状のようです。

ところでこの場合、金銭的な問題はどうなるのでしょうか?Cは結局チケットを手に入れていませんから8万円はAから返してもらうとしても、チケットはもうこの世に存在しないわけで、当初の契約通りAはちゃんとBから8万円もらわないと釣り合わないですよね。Dは善意の取得者ですから、チケットを返す必要もなければ6万円は対価として当然の出費ということになるでしょう。つまり、Bは6万円の儲けではなく、Aに8万円払うことで2万円の持ち出しになるのが妥当な線でしょうか。たまたま中学生にしてはかなり痛い程度の罰金的な額になっていますが(笑)もしDが10万とかで落札していたらまたややこしいよな・・・

これAの被った不利益に対する補償は警察がするのでしょうかね?いくら未成年とはいえ、金銭的なけじめはしっかりつけて欲しい所です。