(株)カプロラクタム-blog

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フグ肝販売

2018年01月18日 | 時事
フグの肝臓販売問題、スーパーを捜索 愛知県警
小さな町のスーパーといった感じですが、今回買ったのは恐らく外部の人だったのですかね。

フグ肝については以前にも記事にしたように、猛毒を持つために毒のない種類であるかどうかも関係なく、「とにかくフグの内臓は禁止」というざっくりした措置が取られています。法律でそう定められている以上、当然ですが販売してはいけませんし、おそらく調理の免許を取る際にも厳しく指導されているでしょう。「これまで当たったことがないから」といっても、これからも当たらないとは限りませんからね・・・現状禁止措置は妥当であり何らかの処罰は免れないでしょう。

とは言え、ふぐ毒による死者は1年に1件レベルのごく少数である模様です。まあこれも現状の全面禁止状態にも関わらずこっそり調理して食べた等の不法行為による件数なので、もしここまで厳しい対策でなければ、当然もっと増えていたとも捉えられます。ただ、今回の報道を見ていると町の人は結構普通に食べていたようですし、中には「肝を入れないとフグ鍋じゃない」とまで言っている人もいたので、やはりかなりの美味であることが想像できます。死んでも食べたい味か・・・興味はありますが、ここまで世論が剛直な反応だと解禁論争もかなり後退してしまうでしょうね。食べてしまった地元民から健康被害も苦情がが出たわけでもないのですが・・・

以前よくあった虫の混入からの発売中止騒動のように、いちいち騒ぎ立てることが全体の利益にならない場合もあります。あと、沖縄の紅芋のように、現地では普通に食べられている食材が、こちらでは持ち込み禁止だったりするものもあるわけです。旅行先のスーパーでは珍しい食材を見かけると嬉しくなる気持ちは分かりますけど、地元民の迷惑にはならないよう自重したいものですな。