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女流でプロ編入試験

2019年07月05日 | 時事
なるほど。まだ外来から編入という道が残されていたのですね。

正規ルートでの挑戦は、3段リーグのレベルが上がっていることと同時期に藤井7段がいたことで、残念ながら年齢制限に達し道を閉ざされてしまいました。しかしアマの公式戦などで「最近の成績が10勝以上かつ勝率6割5分以上」 という条件を満たせばプロ編入試験を受けてプロになれるという枠が2006年に新たにできており、もしかしたらこの枠に適用される2人目(女流ではもちろん初)になれるかもしれない、とのことです。ちょっと分かりにくい規定ですが、要は最短で基準を満たす「10勝5敗」にあと1勝に迫ったということですね。

囲碁だとプロ(初段)入り直後はまだトッププロとは2~3子の差がある感じですが、将棋のプロは4段からで、在籍も100名ちょっとという非常に狭き門なので、十分実力はあるのに3段リーグが突破できないアマの実力者は数多くいるわけです。藤井7段のように当時から飛びぬけた実力をもっていても5敗もしてしまうほどの魔境。この制度もおそらくそういう過渡期にプロになれなかった不遇な人を救済する措置として設けられたのでしょう。プロになるには4段の棋士との試験手合いに勝ち越さなければいけないので決して楽な抜け道というものではありませんが、今回の公式戦の勝利はオープン戦でプロから上げたものだそうなので、実力は十分なのでしょう。是非がんばってほしいですね。