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山梨不明者捜索

2019年09月27日 | 時事
流石に1週間となると現場付近にはいないということでしょうか。

気になるのが、この後のニュースでボランティアに参加した男性も行方不明になったという件です。北海道のときにも書きましたけど、行方不明者の捜索は組織で行う場合、徐々に範囲を広げつつ「ここにはいない」という範囲を確認していくことが基本になります。しかし欠点はどうしても時間がかかること。近場からだんだん範囲を面で広げていくわけですが、迷子の人物は直線的に進んでしまうため、見つけられるのは組織でなく、山口のときのようなスーパーボランティアだったりするわけですな。

しかし、あのニュースが全国的に話題になってしまったため、行方不明の捜索に安易な気持ちで参加してしまう人が増えているのではないかと思っています。人手が増えるのは単純にありがたいのですが、組織的な捜索でない場合無駄も多いですし、その土地に慣れていない人、または経験の浅い人が参加すると「ミイラ取りがミイラ」にもなりかねないのです。全員が尾畑さんのように「補給も報酬も一切受け取らない」レベルで自己の活動をコントロールできるわけじゃないのですね。最低でもボランティア同士でライングループをつくるなどして、しっかり連携しつつお互いの存在も確認しあいながら行ってもらいたいものです。

山口が3日、北海道が7日目に規模を縮小した日だったか・・・確かに視点を切り替える時期に来ているのかもしれませんな。無事見つかることを祈っています。