野球をしたいがためにでっち上げられた言葉のように見えますね(笑)
現在の判断では結果の判定は陽性(出た)か陰性(出ない)かになり、陽性であれば入院し治療することになります。しかし今回のコロナの場合、この陽性が出にくいことが問題となっています。「本当は陽性なのに陰性と出てしまう」という意味で、偽陰性と言われます。そのため、症状や家族環境など明らかに怪しい場合は陽性になるまで何度も検査をしたということはこれまでもよく聞くケースとしてありました。逆に言えば、陽性であれば無症状でも感染しているということなので、偽陽性も含めて拡大防止を図る必要があるということです。
ちなみにツベルクリン反応の場合、赤ちゃんの頃にBCGをやって正しく結核菌に感染し、抗体を獲得したかを見るものなので、陽性(出た)が期待される反応になります。赤いあざが10mmを超えれば陽性ですが、9mmとかでも「疑わしいがまあ反応はしてる」ということで、疑陽性と言われセーフになります。自分はコレでした。ここで大事なのは、この場合の疑と偽は同じ「ぎ」でも意味が違うということですね。反応の度合いによっては陽性か陰性か図りかねる事例もあるということです。
で、この微陽性とは何かというと、陽性の基準は超えている(出た)けどギリギリだったというニュアンスなのでしょう。それか、単に無症状で陽性が出たということなのかもしれません。まあ前者だとして、コロナウイルスに至っては偽陰性ですら問題になるわけですから、疑陽性でもない陽性と出た以上はそれが微であろうがちゃんと感染者として扱わないとおかしいと思います。この検査を行う時期は最も感染力が一番強い頃なので、少しであろうが陽性が出た人をしっかり隔離しないと、せっかく収まってきたものもすぐぶり返してしまうのではないでしょうか。