自分は原発に関しては反対派ですが、このエネルギー危機をしのぐには仕方ないかもしれませんね。
今は気温も少し落ち着いていますけど、6月の猛暑は確かに異常でした。発電施設は基本的に電気を貯めておくことはできず、必要な分を作り送電する仕組みなのですけど、こうした予定外の時期に予想を超える需要があると一気にブラックアウトの危機となってしまいます。ヨーロッパや中国でも40度を超える気温が観測されており、今年の夏も相当暑くなることが予想されます。
しかしロシアとウクライナの戦争の余波で、今まで通りのエネルギー供給が行われなくなってしまい、頼みの綱の火力発電でも十分な電力が賄えない危険があるわけです。現状この夏は原発を動かす際のリスクより、動かさずにブラックアウトが起こるリスクの方が高くなっていると考えられます。リスクというのは相対的に考えるべきであり、いつまでも原則論にしがみついたり、ましてや感情的に是正がきかなくなるような態度は問題外でしょう。使える原発があるのであれば、期間を区切って使用していくことを考えることはやむを得ないでしょう。
問題はその後また止められるかですが・・・うーん厳しいでしょうなあ。しっかり期間を明言してくれるとよいのですが。