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弱視の囲碁院生誕生

2021年04月03日 | 時事

岩崎さんが囲碁のプロ候補生に弱視の中学1年生gooニュース

触っても石が動きにくい特別な碁盤で対局するようですね。

 

美談のように扱われていますが、真価を問うのはちゃんとプロ試験に通ってからにしたほうが良さそうですな。障がいがハンデにならないという意味では、すでに囲碁界には車椅子の女流棋士、岐阜出身の加藤千笑二段がいます。彼女は移動こそ車椅子ですけど、囲碁を打つのには何も特別なことは必要なく、碁も強いと(笑)期待の星です。

一方、この子のことはよく知りませんけど、視覚障がいがあっても碁が打てる碁盤があることは知っています。碁は将棋と比べ4倍も広いですから、いわゆる「目隠し碁」みたいなのは難しいと聞きます。この碁盤は罫線が凹凸になっていて、碁石(これも特別製)をはめ込めるようになっており、盤面を把握するために石を触って覚えていく感じですね。目が見えていれば言葉通り一目瞭然ですけど、その碁盤を使えば普通に対局ができるということです。

 

しかし、これで障がいがハンデにならないかというと、そうとは言い切れないと思うのですよね。秒読みで打たれる碁の場合、いちいち触って確認いていればその分思考時間は短くなってしまうでしょう。逆に、その特別な碁盤であることによって、慣れていない相手の子が困ることになれば不公平感が生じてしまいます。盤面に触るという行為が相手の思考を妨げたりしないかという問題もありますな。まあ院生であればある程度柔軟にやっていくのでしょうけど、仮にプロになったとして、対局のたびにこの特別な碁盤を使用するとなると、かなり大変なような気がするのですが・・・

 

まあ、とはいえ実力が全ての世界ですから、もし院生をけちらしてプロになった場合、社会が自然に合わせていくことになるのでしょうね。というか、最近ではネット碁の大会も主流になっていますけど、そういうのはどうするのでしょう?

 



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