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デジタル教科書

2015年03月15日 | 時事
政府、デジタル教科書の無償配布解禁を検討
無償ということは、教科書のように国が税金で買うということですね。

岐阜はスクールニューディール政策のときに手を上げて、平成21年頃から全教室に50インチテレビとPC、実物投影機が入り、その時にデジタル教科書(掛図)も使えるようになりました。デジタル教科書とは教科書の全ページをスキャンしたようなもので、拡大表示もできるのですが、当然PCをつけて操作しないといけませんし、実は実物投影機で教科書のページを映した方が便利であり、導入当初初はほとんど使われませんでした。全ての学年のソフトをサーバにインストールして共有をかけ、わざわざショートカットを作って全PCに置いて回る等、情報主任としてかなり手間をかけたので、しばらく職員会の時に実演を交えつつ使い方をレクチャーしたものです。その結果、次の年にはそれなりに使ってもらえたと思いますけど、平成23年には新しい教科書に変わってしまい、僅か1年ちょっとで使い物にならなくなってしまいました。昨年度ようやく国算社理と全て新しくなりましたが、また来年度に教科書のマイナーチェンジがあるので、使えるか微妙になりそうです。

このように、デジタル機器は僅か3年足らずで使えなくなってしまい、十分活用する前に時代遅れとなってしまうという問題点があります。ソフト自体も非常に高く、1つ買えば学校単位で使えるものの、例えば国語では1学年ごとに1枚1万2千円となり、4教科全てそろえると20万以上するわけです。教科書が変わってもバージョンアップはなく、新しく買わなければいけません。またDVD仕様になったので、20枚全てインストールするにもべらぼうな時間がかかります。これを3年置きにやり直せというのはかなりの負担ですね。業者に頼めば数時間の作業で何万か経費がかかることでしょう。どうせ放課後にやらざるを得ないのですから、本当に10分の1でいいから我々につけて欲しいものです(笑)

今は「全部で20万もするのに使わないともったいないよ!」とか言えますが、タダになると使わない教師が増えそうだなあ。

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