仕事用として5年半前に購入した
XPノートを再セットアップしました。
学校に個人PCの持ち込みが禁止されたので、専ら仕事データのバックアップ用兼父親用として使っていたものですが、流石に5年も経つと動作が不安定になり、起動に30分、1つの動作を完了させるのに2~3分かかる激重PCと化していました。自分はとりあえず電源を入れて放置し、USBをさして「バックアップ開始」とするだけだったのでそれほど苦にしていませんでしたが、あてがわれた父親から不満があがり、ちょくちょく軽くする手立てを打ってみたものの根本解決にならなかったので、この3連休をかけてリカバリをかけることにしたのです。
といっても、再セットアップと言う作業は、普通にパソコンを使っていても経験しない人のほうが多いのではないかと思うほどレアな作業です。Cドライブを全く空にして新品同様にするという操作ですから、いわば「生まれ変わり」であり、それまでに導入したソフトやブックマーク・作成データなどは全て消えてしまいます。もちろん自らの意思でそうするので、予期せぬクラッシュとは違い直前にバックアップを取り元に戻すことは可能です。しかし、そうであっても、何年も使っていればどこにどんなデータが入っていて、どう関係していたかを完全に把握しておくのはどんどん難しくなりますし、使っていたソフトも完全には戻せない可能性も十分にあります。多少の損失は覚悟しないとできませんから、購入時に「リカバリCDセット」があるのが目に入っても、ほとんどの人が実行しずにいるのではないかと思います。
我が家でも、すでに廃棄した4台中、1度でも再セットアップ作業をしたPCは2台に過ぎません。それも、多少遅くても、不具合が多くなっても我慢して使い続け、完全にどうしようもなくなってから苦肉の策で行ったものです。うち1台は、それでも不具合が直りませんでした。「捨てるならやってみるか」と言う、ある意味最後の手段に近いものです。
ただし、だからといってその最後の手段をとらずに捨ててしまうのはもったいないでしょう。覚悟は要りますが、完全にバックアップを取り、全てのソフトや設定を元に戻す準備が整っていれば、だましだまし使うよりもよほど賢いと思います。自分の場合も、仕事用のデータは全てDドライブですし、全て外付けHDDにバックアップがとってあります。元々仕事用に買ったものなので、余計なソフトはほとんど入れていませんでしたから、今回押し入れから「リカバリCD」を探し出してやってみようと思い立ったと言うわけです。
操作自体は、BIOSで止めてCDを読み込ませ、あとは指示に従えばいいので、簡単なものです。ただし、再セットアップが終了してからもとの設定に戻すまでが結構難儀なので、丸1日から2日の余裕がないとできない作業ですね。ウインドウズアップデートがかなりウザいですが、もちろんずっと座っているわけではありません。他事をしつつ、適当に見てOKを押すだけです。
あと、やってみて思ったのが、買った状態と言うのは既にかなり余計なソフトが入っていると言うことです。リカバリCDの後は、アプリケーションCDを読み込んでいくのですが、ほとんど使っていないものばかりだったので全部入れるのをやめました。というか、リカバリの時点で相当いらないものが入っていたので(笑)むしろインストールよりアンインストールの方が大変だったほどです。これで、消す前は空き容量5GBでアップアップしていたCドライブが、20GBも空くようにになりました。一体何が詰まっていたのだろう・・・
元々のメモリが512MBしかないので、限界はありますけど、これで起動も操作性もかなり回復しました。あとはウイルス対策ソフトをどうするかだな・・・あれが一番重くなる元凶な気が。