katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

オ-ドリ-教室

2010-01-23 23:58:57 | 世界遺産をみんなでつくろ!
まずは、メジャ-から。ベテラン捕手が大型新人捕手にレギュラ-を奪われてから
連勝が続く。しかしひょんな事から、出番が来るが良い所なし。

しかも最後の最後に逆転ランナ-の勢いに気迫負けをし、ボ-ルをこぼし負けてしまう。
そんな中、監督に久しぶりの出場に気負うのも仕方ないし、結果が出ないのも仕方ない。

しかし気迫負けは2軍でも生きられない・・・・の一言に引退を覚悟する。
それを聞いた主人公が家族を呼びラストゲ-ムわ観戦させるが、ベテラン捕手は、

みっともない姿を見せたくなかったのに・・・と言う。それを一喝。今までやって来た事に
プライドを持って、最後くらいきちんと見せろ・・・と言う。

そしてゲ-ム後に、家族が向き合う場面で、納得した生き方が出来たんですか?のような
奥さんの言葉、息子のもっと見たい・・・の一言に引退の撤回・・・そんな話。

まるで昨日の話のようだったが、俺は全く辞めようと思った事は無いし、むしろやっと
基盤が出来て来た・・・としか思っていない。

しかしながら、それと引き換えにこんな老婆心がある。誰とは言わないが、作家katsu好きで先生katsuが好きでは無い人がいたりする・・・・

そう言う人は、今の教室ラッシュが納得行かないのだろう・・・しかし、そう言う人に
あえて言うのなら、先生katsuが作家katsuの営業をしている事をお忘れなく・・・・

事実、今のユ-ミンママの仕事は夏のユ-ミン教室から発生しているのだから・・・・
これを読んでご理解願いたいものだ・・・・まっこれ以上言うつもりは無いが・・・・

いずれにせよ、俺には全く興味の無い話だった。

ひとまずオ-ドリ-が来るまで、ママの次なる展開の構想について考える。
まず一つの課題・・・つまり今回は気品だ品格だ格式だについて。

そこで困った時のミュシャ。一通り本を見て、それに当てはまる作品をピックアップする。
そして何故そう感じたのか?を考える・・・そして一つの答えが見つかる。

まずは色は濃いもの。そして大柄よりも細かい柄の方がそう見えると言う事。
そして点と線。今までは花、鳥のメインを作り、後は点で作った。

つまり同じパ-ツの繰り返し。ならばこれからの空白部分。もう一度、鳥が3つ入る。
繰り返しと言う安定感のある作り方なら、今までより濃く、しかも点でやれば安心。

しかしもし線を使うなら、今のオ-ドリ-の髪の毛のように流れを取り入れるのも悪くない。
これがオ-ドリ-が来るまでのまとめである。

さてオ-ドリ-が来ると、何やら雰囲気が違う。これは常連さんなら判ると思うんだけれど
俺は何回かその人を見ると、その人の大まかな雰囲気が頭の中に入る。

しかもその中で一番気に入った概観のラインが特に印象に残る。これを例えると、
あの作品を作っていた頃のお昼頃の左から見た時がベストカット・・・みたいな・・・

気味悪いでしょ。今日のオ-ドリ-の場合、まず前髪が短くなったのがすぐに判る。
しかも自分で切ったな・・・って。それといつもの雰囲気の色合いの服じゃなく、

一番良い時より数段見劣りする。かなり調子が悪い感じがする。これがこんにちは・・・
って声を聞いて、確信を持てる・・・に変わる。

こんな事がご理解出来ない人には、自分の好みにしたいだけじゃないの?なんて言われる。
誠に残念だが、俺は少なくとも美に関してお金が発生する仕事に付いている事をお忘れに

なられている・・・誠に残念。美に関して普通扱いされるのは心外だ。

勿論それが数センチしか切っていなかったり、しばらく合っていなかったり、何処が変わったか?なんてクイズじゃ判らないが、明らかに一番良かったと思われる所からズレが生じた

場合のみ。これが感性。そう感じた・・・こう言う事がバランス修正に役立つ。
先日のぞうの下絵の修正みたいな話。何かバランスが崩れている・・・・そんな時に。

女の人は体調が悪かったりすると、その人の最高値から明らかにバランスを崩す。
安定感がある人は流石に余り変わらないので一切判らない・・・しかし、大抵の場合

俺が安定していたのなら、かなりの確立で見分ける事が出来る。

ただ一応、本人に確認し確認した後は、今日の指導法も変える。でも更に一応切る行為も
確認してから・・・

まっ、始まりはそこそこって感じだけれど、しばらく様子を見る事にする。
あんまり調子良くないな・・・こりゃ何か展開変えてみっか・・・・と、くじらに波を

作る事をすすめる。いくらか気分も変わるかな?と。

ここで比喩。良く言っている事だけれど、モザイクって言うのは、一人でオセロや将棋、
囲碁をやっているようなものなのね。戦う相手が自分なだけ。

例えば、戦う場合は柔道、剣道、ボクシングなんでも良いが、イチ、二ィって相手が前に
来たら、相手と同じ歩幅を下がれば、届かないから打ち込まれる事は無い。

強い奴はスタッカ-トって言ったっけ?タタッって1.5みたいなリズムは・・・・
つまりコンマ何がしの分だけ突っ込まれる訳。だから踏み込まれるって話。

じゃ戦わない場合。これはダンス。仲間との間合いを外さない。ここは勝ち負けじゃないから。これを踏まえて、結末の決まったオセロをやるのがモザイク。

良く思い出して欲しい。相手の黒が打った隣ばかり白を置きますか?当然作戦として、
角の四隅を狙いに行ったり、隙を突くよね。

って事は、髪の毛ばかりに集中しないって事なのね。つまり展開を変えて行く。
くじらは何とかなるな・・・と多少の自信が付いた時に、他の場所の構想を用意し、

そっちの様子を見るのに、数枚張って見る。そうすれば、息詰まった時に、手馴れた場所を
キ-プ出来る事になる。これが常に言っている一歩先を読む。

ただし、これは切るって行為が安定して出来るようになった人だけ。オ-ドリ-の場合なら、
髪の毛のグレ-ドは随分と良くなった・・・・と言う前提から。

それがこんな感じになる。


今日の他の指導はラインの作り方。これについてのアップは次回に。
まっいずれにせよ、調子の悪い中良く頑張ってやったのね。


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ユ-ミンママの壁画のモザイク・・・現地にて

2010-01-23 02:56:02 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝は特にトラブルも無く、いつもより若干早く9時ちょい過ぎ。すると最近見かけなかった
清掃のお母さんと出くわす。当然挨拶をし段取りして始める。

するといつものように患者さんに声を掛けられる。少し年配の女の人でこれがとても
ご丁寧にお話される。これが俺にとって非常に緊張する事になる・・・・

そもそもお爺さん、お婆さんって言うのは核家族だったので余り経験値が無くて、
更にそもそも丁寧って言う人が、俺の人生では数人しかいなかった・・・・

学校ではインチキな勉強とは言えないようなもんだったから、丁寧語、尊敬語、丁寧語なんてのは、ネギに匹敵するくらい苦手・・・・・

そんなだから、ひとまず粗相の無く必要最低限の説明だけは伝えたいと心掛ける・・・
するとそれを掃除のお母さんに聞かれ、バツが悪くて・・・・お恥ずかしい・・・と

言うと、そんな事は無いですよ。随分と丁寧にお話されるんだなぁと感心しました。と
言われた。俺はモザイクをし、お母さんは掃除しながら。

それで随分と楽になり、お母さん、思い切って質問しても良いですか?って言って見た。
えっと・・・・お母さん、飴ちゃん持ってるぅ?と言うと、あるわよぉ・・・・ほら。って

俺にくれた。違うの、欲しいんじゃなくて飴ちゃんを持っているのか?って質問だよぉ。
実はお母さんの方言がどうやら大阪っぽくて、俺の弟子も大阪で、やっぱ飴の事を

飴ちゃんって言うのかな?持っているのかな?そんな話が出たから、気になって・・・って
言うと、気さくに話をしてくれて、調子に乗って、つぼの中に1回付けの秘伝のソ-スが

入っているやつ・・・って言うと勿論知ってるし、美味しいよと教えてくれた。
それでお母さんに更に調子に乗って、お母さん綾戸ちえさんに似てる・・・って言うと

あははははって笑ってた。大阪のおばちゃんはみんなこうだよって。
俺タイガ-スと上沼恵美子さん好きなんだ・・・って言って、でもたかじんは苦手って言うとね大阪じゃとても人気あんだよぉ。って。

こんなちょっとの事でとても仲良くなった。すると、先生コツコツといつもやっているから
邪魔しちゃ悪いと思って・・・・と言われた。

これはちょっとショック。アトリエでは確かに渋い顔しているかも知れないが、ここへ来たら、ただ遂行しているってように心掛けしているつもりだし、ニッカにしたり、音楽だって

朝はジャズやイ-ジ-リスニング、昼はフュ-ジョンのテンポ良いやつ、後半はポップなんかにして、夕方からニュ-ミュ-ジックや演歌なんかも掛けたりして、この音楽からでも

声を掛けやすく、きっかけになんないかな・・・とかでも聞きたく無い人もいるだろうから
この位の音かな・・・って一応気にしてやったりしていた・・・・のね。

勿論、シャッタ-が閉まった瞬間、やりたい放題やらせて貰っているけれど。しかも暖房付

話は戻って、それでも話ずらかった・・・ってのは俺のキャラじゃなく俺の後ろの作品の
威圧感だろうな・・・・邪魔しちゃいけない・・・・って・・・・・

でもニッカで行ったり、音楽も掛けたり、色々とツッコミ所満載にしてたんだけれどなぁ。
もっと工夫必要かなぁ・・・・

そんな中でも色々と話す機会はあって、面白かったのは男の人が、本物のモザイクっぽいね
凄いね、中国みたいだね・・・って行って上に上がって、帰って来てから、

やっぱり凄いなぁ・・・こりゃ完成楽しみだなっ・・・あっ、でもここ病院だから、
具合悪くなきゃ来れないのか・・・・あははははって帰られた。お見事なお話。

かと思うと、いくらするの?って良くある定番の質問だったり、何かお店でも出来るんですか?とか、いつ完成ですか?とか、結構色々と声が掛かる。

そんな中、ユ-ミンの弟が最後に作品の内容について質問して来る。って言うよりモザイクの仕事って言う根本的な質問かな・・・?

内容は伏せるが、俺が無理って言ったら俺しか作れないから無理なの・・・って話をすると
随分、自信があるんだね・・・katsuさん。って言うのね。

ん・・・俺は謙虚がモット-だから、自信は付いて来たけれど、別に自信で言っている訳じゃないのね・・・その内、判るよ・・・ヒントは絶滅種だからだよ・・・・俺は・・・

すると、えっ?って不思議そうな顔してた。きっと言っても判らないだろうから・・・
そこで感性だの個性なんてもんを仕事にする奴は結果がすべて。

これ以上は小学生の彼には伝わらない・・・・伝えたかったのは・・・・こう言う事。

そう言う仕事をしている奴らは、いくら努力を重ねても結果の出ないものはゴミ同然。
いや、ゴミ以下かな。その位の覚悟でちょうど良い。

人様がまともな仕事をコツコツやっている中、スポ-ツ、音楽、芸術、お笑い・・・・・
何でも良いが、いくら努力をしても、そう言うまともな生き方をしている人とは違う。

人様がそれに共感しお金を払っててでも・・・とならなければ、当然ながら生きてはいけない。それだけの価値があるか?と問われるのだから。

普通な生き方をしている人は、そのお金でクリエ-タ-の何かを買う訳だ。
日常の中を過ごして、非日常を買う。そうしてまた明日、日常に戻って働く・・・・

この繰り返し。非日常を生きている人は、その感性や個性を日常の人達に買って貰い、
日常を暮らす・・・つまりそれだけの価値を見出せる芸があるかどうか?

これを噛み砕けば、俺の方が普通に考えれば先に彼よりも死ぬ予定。しかし俺はモザイクを
やめるつもりは無い。ならばその結果が彼は見られると言う事になる。

スポ-ツなら、50歳まで続けるのは不可能だろうが、落語、芸術、音楽、お笑い・・・と
何歳でも続ける事は可能。その中に入っている・・・俺の仕事は。

しかも結果がすぐに出る仕事でも無い。後、30年位の間にすべてが何も言わずに伝わるはず
答が必ず出るから・・・・今触っている作品が今後どんな扱いになっているのかね・・・

それまで答えは封印。ただこんな話もあった。

見てくれた人の中に、何百万もするんでしょ?って言って下さった人がいた。
いつもいくら?と言われると、お客さんに聞いて下さい・・・と答えているが、

そこだけは、有難うございます。でもそんなにはしません。ときっぱり答えた。
しかし心の中では、今はね・・・とつぶやいて見た・・・・

お金だけで作っているのでは無いから・・・今は・・・今を買ってくれた心意気のが大きい
のだから・・・そして今の俺を高く評価してくれているユ-ミンにお礼を込めて・・・

そしてそのママに感謝して・・・そしてその家族に・・・いつか本当のお礼が出来るように





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