katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

中学生教室とデイ・サービスのあじさい下地

2023-05-05 01:30:42 | モザイクタイル教室

今日は中学生教室から。ちなみに4人来ているのね。既に打ち合わせが終わっていて、下絵を描いて来たのね。ただちょっとしたお小言から。例えば、羽ばたく・・・って言葉をイメージして作ろうとする。ではその羽根ってどのくらいかな?・・・その時に、擬音を使って表現したとする。

例えば、パタパタとか、バタバタとか、フワフワとか、バッサバッサっとか・・・あるとするでしょ?じゃバッサバッサだとする。どんな鳥のイメージかな?恐らく猛禽類な感じに、大きめで肉食な感じがするのね。じゃフワフワだと?そうなると、蝶みたいな風に流されるような感じだったりして、

バタバタとなると、ちょっと大きめだけど、猛禽類ほどでは無さそうだから、カラスとか、人に寄っては鳩なんてのもあるかもね。場合に寄っては、ダチョウみたいに飛べなくても、バタバタって感じもする。それがパタパタって言うと、鳩にも思えるし、小鳥って感じもする。

ほらこうした擬音一つでも、何となく人にはイメージがあって、それが羽の大きさや、体の大きさまで想像出来ちゃうもんなのね。これは俳句の季語みたいな話なんだけれど、季語は決まり事だから、ルールなんだけれど、さっきの話が厄介なのは、それが決まり事では無いのね。

つまりニュアンスだから、そうかな?そうは思わない・・・って言われれば、通用しないのね。ただもっと厄介なのは、正解は無い癖に不正解はあるのね。例えば、小鳥を作るのにバッサバッサは選ばないでしょ?ただ、そんなの当たり前じゃん・・・って言うのは、当たり前に思えるけれど、創作って

そんな判りやすいものでは無いのね。そもそもが、オリジナルを作る時にフィーリングとか感覚で作る人達がいるのね。例えばモザイクなら鍋敷きやコースターね。これは敷地が狭いから、余り考える必要が無いのね。でも逆も真なり。緻密なんてものは、小さかろうが出来ないなんて事は無いのね。

ネールだったり、ビーズだったり、細かく繊細なんて事は多々ある。ただ、割と気軽に出来る人がいるとすると、90cmなんて事になると、例えば、俺の金魚だとすると、中央にズドンと作ったとしても、バックとしての余白が多く残ってしまうのね。さぁどうする?って事になるのね。

つまりそれを後はバック・・・ってメインの肉を食べたら、後は残す的な考えなら、付け合せまで考えない・・・それなら、おざなりにするのだから、メインさえ終われば、疲れ果てて残りはクラッシュ。全力のすべてをメインにつぎ込んだ・・・初心者の大作って言うのなら、それで十分。

ただ例えば、それが受賞者だったとする。そうなると、話は違って来るのね。それがイメージって言う、見る人側になって来るのね。1年目に後はバックって言う形で受賞したとする。で今回もモチーフを変えて同じにしたとしても、昨日まで小学生だったのだから・・・と見てくれる1年生の場合と、

受賞して2年目では、同じスタイルでは通用しない・・・って思われる事が普通と考えていた方が良いのね。それが例えば漫画なら、何作か続くと、キャラの顔一緒じゃん・・・とか、歌の場合なら、何か似た曲だな・・・みたいに思われる事は多々ある。そうね、野球なら村上さんね。

三冠王なんて言う素晴らしい記録だから、全日本の4番だったが、人はそれに期待する。そう三冠王分、いやそれ以上にね。だから打てないとがっかり感満載なのに、逆にこの人で大丈夫かよ・・・ってな場合、期待が薄い分、オーなんて事は多々ある。人の目や思い込みって言う部分ね。

つまり演者とかアーチスト、プレイヤーみたいな見られる側に立つって言うのは、へっぽこなら相手にはされないし、期待されるって言うのは、実績があるって事なのね。良く負けて得る事があるなんて言うが、それなら逆も真なりなら、勝たないと判らない事も多々あるのね。

つまり受賞するって言うのは、人にそう見られるって思って置いた方が良いのね。これがメンタルな話だとして、じゃそうしないといけないのか?って相談なら、1年目は必死でしたなら、2年目も同じだとしたら、何も進歩は無いのね。ただ切るって行為が上手くなった分、上手くは見えるかもね。

ただ同じスタイルは見るものを飽きさせる。だから変化をさせる。例えば、後はバック・・・なんて気持ちでやる位なら、いっそバックなんか捨ててしまえ・・・そのバックの無い分、本体のモチーフに集中出来るのね。カブトムシ、ヤモリ、金魚1匹の形に下地を切って・・・とね。

そうすると、同じ曲調にはならずに済む。変化って言う考え方。全力で最高のスピードの直球に対して、全力で投げるのに力を分散させて、抜くと、ストレートで待っている打者に、ストレートよりも遅い玉が来るから、空振りが取れるのね。音楽ならタンタンタンタンって単調なリズムを

繰り返すと、繰り返せば繰り返す程、人を思い込ませる事が出来る。誘導とか洗脳とか、思い込みとかね。そこで2番では、タンタンタンタタってスタッカートを入れると、違和感が気持ち良く感じたり、タンタンタンと来て、タンと思ったら、休み・・・えっ?の違和感。ブレイクが良く効くのね。

予定調和を安心とするか?違和感で変化させるか?グー、グーって続けるのか?パーにするのか?って、考えるって言うのは、こんな事なのね。こんな説明をして、後は自分で考える・・・色んな説明はしたからね。こうした方が良いとかあぁした方が良いって相談は、自分がこうしたいってあって、

そう見せるにはこうかな・・・みたいな相談はあるが、丸投げのどうしたら良いでしょうか?・・・は1年目なら良いけど、2年目は既に考え方は教えてあるし、下絵も悪く無かった。ただニュアンスな話。そんな後は、コーナンでデイ・サービスのあじさい下地彫り。

思ったより時間が掛かったのね・・・。


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