今日は朝から体験教室。いつものように、こちらの提案では無くて、お客さんの理想寄せとなるので、例えばタイルを切りたいか?切りたくないか?とか、下地の形、絵を作りたいのか?模様なのか?とか、そんな事から、絵を作りたい・・・となり、切るならぺきぺきになるだろうし、切らないなら
お絵描きタイルかな?とか、そんな事から、モチーフを聞くと、小人って事で、絵は描けますか?って事になり、サラッと描いたのね。ここまでやりたい事が決まっている方には、切り方さえ教えれば、後は時間の問題だけになる。だから、もし3時間内で終わりたいとなれば、いくらかのアシストが
必要になるし、延長するのなら、困り過ぎない程度の放置な自由な時間も必要だろうし・・・ただまず絵に困らなかった事や、道具や材料にすんなり慣れた事などから考えるに、恐らく物作りをしているような人であって、手慣れている感じがあるのと、ちょっとした比喩な話を素早く理解して下さる事からも、
恐らく何かを真似ると言うスタイルでは無く、オリジナル的な何か?ってスタイル側の人なんだろうな・・・って事は、下絵の段階で想像は付いたのね。そもそも真似るスタイル側の人の場合、常に次は何処をやれば良いですか?みたいな順番を気にするものだけれど、色は大体これ・・・とか、
これとこれを混ぜたいとか、具体的に色が決まっていたりして・・・こうなって来ると、難しいのは、大体こんな感じ?って言う平均点位のグレードでは無くて、最高の出来を目指しちゃうものなのね。ただ絵が上手かったりすると、その絵よりも見劣りする切り方になるものなのね。
何故なら絵は描き慣れているから、サラッとな訳で。じゃそのサラッを、初めてタイルを切るのに、サラッと切れれば、サラッと仕上がるでしょ?所が初めてでは手慣れない。だからどうしても最初はギクシャクしてしまうものなのね。その時に、色は好みで選べば良いんだけれど、
色合いのように、フィーリングでは切れないのね。だからその人の気持ち次第でいくらでも変わって来るのね。つまりキチッと切ろうとすれば、結果が満足の行くパーツになるまで時間を掛けようとするし、何かここにも入るみたいな、目が肥えたりすると、実力以上の事がしたくなるのね。
何しろ目が肥えているって事は、最高のパーツを目指そうとしてしまうのね。それが時間内に・・・とか、こんなもんか・・・みたいな感じだと、100点パーツでは無くて、それが80点なのか65点なのか?はその人次第なんだけれど、最高満足では無くて、ほぼ満足とか結構満足みたいな感じになる。
まぁそろそろ説明は判って貰えると思うんだけれど、ここまでなら単なるモザイク教室なのね。この辺までならね。所が先生katsuでは無くて、作家katsuに習いたい・・・って場合、目に見えない事が大事になって来るのね。例えば、この絵はこの方のオリジナルの絵だから、鉛筆で下絵を描いた
のだから、色は本人しか判らないのね。ただ帽子だのヒゲだの、手だのって来た時に、想像力があるのなら、洞察力があるのなら、観察力があるのなら、手と同じ色で足を作れば素足って事になるが、もし靴を履いているのなら、手の色と同じはずは無いのね。つまり事前にそれを尋ねられる。
真似をするってスタイルは、きちんと見てそっくりにする・・・それをオリジナルって言うのは、真似が出来ないから常に考える事が付きまとう。つまり全く違うものなのね。でも本人でも気が付かない事、うっかりした事を気が付けるか?なんて事は、オリジナルならではの悩み事なのね。
本来は体験でここまでは出来ないんだけれど、延長だから出来たけれど、本当はこれを2回に分けられたりしたら、もっとやり方も変わったと思うが、どうだったかなぁ?ただ、これが最後だとしても、普通の体験じゃ無かったから、それはそれで良かったのかな・・・。
そんなこんなの久し振りのロングランの体験の後は、ダイオウグソクムシの是正と、デイ・サービスの鯉のぼりの下絵。
まぁ感じ良くなって来た感じがする・・・