私には長年の生活経験から、人を見分ける単純な基準があります。
まず論外なのは、見るからに悪そうな人。悪人面と悪い空気を体から発散している人です。近づくと何かえらい目に会いそうな人です。そして威張り屋さんも論外です。とにかく人を見下して威圧的な人です。従属的な関係を強いられます。この論外二種族は、社会に出てから二、三十年の生活経験のある人でしたら、直感的に見分けています。
私の個人的な基準は次の二つです。
一に、決めつけて人に意見を言わせない人。このタイプの人は独善的です。小泉元首相や前原国交相なんか、このタイプではありませんか。
二に、口達者で、滑り台をすべり降りるような感じの話し方をする人。このタイプの人は言葉に頼って行いをおろそかにします。民主党の枝野幹事長は、民主党のスポークスマンというより、リップサービスマンというように私は感じ取っています。
(追記2019.05.18.)このタイプで今最悪の人物は安倍晋三首相だと、私は思います。枝野幸男衆院議員については、話し方やしぐさに落ち着きが出て良い方に変わったと、今では好感を持っています。
この二つの人種は、自分のことばかりが先に立って、ほかの人を尊重しない傾向があります。人を尊重しない人柄ということは、人を踏み台にしても足蹴にしても、またはしごを外しても、悪意なくして心の痛みを感じない傾向にあります。
当人がまじめで悪意がなくとも、ふつうの人は力で負け口で負けてしまいます。お近づきになれば、利用されるだけで終わってしまいます。
要するに、いろいろな人に共感を覚えるタイプの人でなければ人を大切に扱うことができません。人を大切に扱う人でなければ、弱者にやさしい政治ができません。