川本ちょっとメモ

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大相撲八百長は業界慣習か、革命的変革が必要です

2011-02-09 02:03:17 | Weblog


大相撲の八百長は、これまで何回となく噂になっていました。私は深く考えることもなく、賭け事が原因だと思いこんでいました。勝ち星の売買交渉だけなら、賭け事の疑いだけですみます。悪い奴はどこにでもいる、ということで終わるかもしれません。

しかし、ここしばらくのニュースで、勝ち星の貸し借りの状況を照会し、それに答えているありさまが明らかになっています。これは公共事業の建設談合で明らかにされてきた状況とそっくりです。公共事業の談合は建設業に限らず、ほかの業種分野でもあたりまえのように広がっていましたから、単に「談合」と言いましょう。

幹事役というか、仕切り役というか、そういう力士がいるということが「談合」の世界を思い起こさせます。「談合」には、第一に先発業者の既得権擁護の性格があり、第二に業界全体の秩序維持とそれによる互助的性格があります。したがって「談合」には業界慣習的な側面があります。

いろいろなことが明らかになり始めたばかりで、速断に過ぎるかもしれません。でも、私は「相撲業界の八百長は業界慣習的なものである」と直感しています。業界慣習的なものは相撲協会の仕組みそのものに根ざしていると言えます。

そうであるならば、犯人の摘発という姿勢では八百長をなくすことはできません。今の部屋制度や取組み(試合)方式を革命的なほどに変革しなければいけないと思います。それではどうすれば良いのでしょうか。プロ野球などの業界を参考にしてみましょう。

あらまし、次のような方策はどうでしょうか。
①取り組みの組み合わせ方式に新しいやり方を打ち出す。
②部屋制度を改革し、球団的な制度を参考にする。
③個人競技であるが、報酬の分配にチーム連帯制度を組み入れる。
④チーム連帯制度とは、会社における社員の報酬分配を想像すればよい。
⑤新人募集と新人育成は「相撲協会」の相撲学校入校とする。
⑥相撲学校卒業時に「部屋」または「チーム」に所属する。
⑦所属決めの方法は、プロ野球の方式に見習う。
⑧部屋を東チームと西チームに二大別する、その中でまたチームを分ける。

素人考えですが、ざっと上のようなことを考えたことでした。こうした大改革ができないのなら、相撲は自然に滅亡してしまうかもしれません。相撲ファンの私は、そんなことを想像したくありません。


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