山の花や木が好きです。
環境に適応し、生存競争に勝ち抜いて、根付き、成長し、やがて消えていくはずの植物。
それを見るのが好きです。
ありふれたものばかりですが、昨日も、つい写真撮りました。
狭い庭も山の木と草。願わくばこれ以上、藪にならんことを。
タケニグサ。2メートルくらいになるけど、草。荒れ地に生える。汁はかぶれるので触らない方がよさそうです。
ヒヨドリバナ。ヒヨドリの啼く頃に咲くのが名前の由来。フジバカマの仲間。
ノブドウ。秋には紫色各種に実ってきれいですが、不食。
アカメガシワ。こちらも荒れ地に。新芽が赤くてきれいです。
オカトラノオ。小さな粒々の花が規則正しく並ぶ。
花期もそろそろ終わり。こう見えてユリ科
サクラソウ科
名前の気の毒なヘクソカズラ。実は独特のにおいが。花はどうでしょうか。
花を取って鼻の頭にくっつけて遊び、昔はヤイトバナとも。
ヤイトって・・・お灸のもぐさを盛り上げた形からのようです。
お灸って?もぐさって?
植物の名前には思いがけない古い言葉が隠れていますよね。
東千田町の広大の旧理学部一号館裏にはケンポナシの古木が。
その名前の由来を聞いた時、驚倒したものです。今ではまず耳にしない言葉が隠れている。
イヌザンショウ。
刺激がそうきつくないので、食べやすいです。葉を少しいただいてきました。
またまたオカトラノオ。
オオバヤシャブシ。
早くに大きくなるので、山火事の痕などの緑化に利用される。
香川県の直島には銅の精錬所があり、排煙で島の木が枯れ、大規模に植えていました。私が子供の頃です。
叔父がその精錬所に努めていて、毎夏遊びに行ってました。
ある夏の夜、オオミズアオという水色の大型の蛾が大量発生していて、夜空いっぱいにひらひらと舞っていたのはとても幻想的でした。
自然のバランスの崩れた島では予期しないことが起きる。今ならそうわかりますが、ただあっけに取られてみていました。
全体が薄い水色で、触覚だけ、一筋赤があったかな。
蛾はそう怖くないです。
それで私にとっては蛾とセットの木。苦手な方、ごめんなさい。
イタビカズラ。蔓性の木。イタビとはイチジクのこと。
大きな実がついて、時には立ち上がるオオイタビは山口県萩では垣根にしているところもありました。暖地性の植物です。
広島だとプリンスホテル横の崖などに見られます。
ガマズミ
遠くにリョウブの木。
穂状に咲く花。昔はこの葉をご飯の増量に利用していたとか。
一時お腹は膨れても腹持ちはどうなんでしょうか。
クサギ。葉に独特のにおいがあります。
ヒヨドリバナ
定番、サルトリイバラ。
とげがきついので山歩きの時は気を付けます。
秋の赤い実はリースにしたいけど、とげが・・・
またクサギ。秋にピンクの花を付けます。
花を真っ赤と真っ白に品種改良したゲンペイクサギというのもあります。
おやまあ、ツワブキが。海が近い証拠。
クリ。
クヌギの大木。
ヤマシャクヤク。もう少し高い山にありそうだけど。
ヤマシャクヤクなら、かじれば元気になるはず。シャクヤクは漢方薬にします。
切り開いた道の両端は、日当たりを好む植物がいろいろありました。季節が半月違えばまた違う花に出会えるので、同じ山でも飽きると言うことはないです。
火山は25年ぶりくらい。橋も道もよくなり、立派な温泉施設なども。しみじみと時間がたったものです。