私はテレビをあまり見ないので知らないのですが、某番組で人気を博した人ですよね。好き嫌いで言えば大嫌いです。見るだけで気分悪い。悪乗りしすぎ。
某殺人事件の犯人側弁護士への懲罰請求をマスコミで呼びかけたり、市職員の入れ墨を申告させたり。大衆の劣情におもね、筋の通らないことを詭弁を弄して声高に言い募る。まさにバライティ番組のノリ。あの手の番組は正しいことよりも、正しそうに見えることを言ってその場を制した方が勝ち、大勢が出る番組で方法を学んだに違いない。危ない。
私ごときが言うまでもなく、被告人に弁護人がつくのは裁判制度の仕組みとして当然。犯人には人権がある。お白洲の取り調べじゃあるまいし、弁護士を生業としているのだから知らぬわけがあるまい。
「あいつ許せん」という大衆の単純な怒りに便乗して正義感ぶってるだけ。入れ墨なんて、個人の好み。それで素人衆を脅すなら困るけど、服の下の入れ墨、業務に何か差しさわりでもあるの。そのうち、女子職員の下着の色調査なんてやらんだろうね。黒は気が散る(誰が?)公僕なら白にすべきだとか、自分の好みを押し付けたりせんだろうね。
「君が代」を歌うかどうか管理者に調査させたのもこの人ですよね。職場の雰囲気、悪くなりすぎ。歌いたくなければ歌わんでもいいのでは。「君が代」と言う言い回しに抵抗ある人もいるはず。「民が世」とでも替えて歌いますか。もともとそんなのはどっちでもいいことで、もっと大きな問題を解決する方が先。
差別はいけない。これは当たり前すぎて誰も反論できないけれど、使い方によっては相手を黙らせる効果は絶大。今回のことだって、もっと議論を深めればよかったと思う。いつまでもuntouchableでは人の考え方は変わらない。
http://u-yosihiro.at.webry.info/201210/article_8.html
ちょっとリンクしておきます。
御前中買い物。午後はちょっと休んで嫁入りのときの留袖を解いた。小さな着物に作り替えてもらう予定。夜は明日息子一家と実母が来るので、片付けと料理の準備。忙しい。
写真は2008年頃、関門海峡の落日。