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春の島を歩く

2015-03-23 | 旅行

広島発7:52ののぞみに乗り、JRを3回乗り換え、コミュニティバス、船と乗り継いで11:00ちょうどに島に着きました。

私三度目、夫初めての粟島海洋記念館(旧粟島海員学校)へ。

オブジェ

敷地内の宿泊施設、ルポール粟島で昼ごはん。

網にかかった珍しいものの展示

教具だったのでしょうか?そう言えば原子力船むつは今いずこ?

他にもいろいろありましたが、去年ご紹介したので省略。あとでリンク付けます。

90年くらい前の木造校舎

廃屋があります

廃校になった小学校、廃園になった幼稚園の横を通って山へ行きます。

道はよく整備されていますが、単調な上り坂はけっこう疲れます。焦らずゆっくり。

サンシュユの花

山名の由来

中心集落。学校も見えます。

荘内半島

頂上から下の郭跡を見る。島の間は大型船の航路になっています。

降りてきました。あの山に登りました。

歩いているとおや?

だそうです。家族に乾杯ですね。世界で一番いい島だそうで。

低い峠を越えて島の反対側へ行きます。

畑の中で作業している人が。

カキ筏の浮きに使う発泡スチロールで人形を作り、ウールの着物を着せています。

「春休みに子供さんが帰って来ても何もないところやけん、見て楽しんでもらおうと思って。着物は雨にぬれるけん、三か月くらいしか持たん。今までの飾りは倒れてしもうたけん、整理して燃やすんや」とのこと。

これなら子供たちも大喜びでしょう。いいですね。一人一人が自分で考えて自分のできる町おこしをしています。

企業が入ってきて、住民の雇用が生まれるのもいいけれど、なんかほのぼのとしました。

海水浴場です。

夏は桟敷席ができるそうです。

ガラス戸に写る人影

中心集落から山の中腹の車道を歩いて今夜の宿を目指します。約1時間の予定です。

途中、細くなった砂州のところはカキ?の養殖場です。右の男性がミカンを一個くれて、「ワシはこの島に産まれてこの島で今まで暮らしてきた。消防団、自治会・・・何でもやってきた」と話してくれました。

「左右が自然の海岸の砂州は日本でも珍しい」と話していたのは、港のそばの民宿で工事をしていた男性でした。月一万円で空き家を借り、大阪から移り住ん出来たとのこと。「みんなにいろんな仕事を頼まれて小遣い稼ぎしている」そうでした。

この島ではみんなが友達。そして旅行者もすんなりとその輪の中に入れてくれます。まるで何十年と暮らしているように。

いえいえ、島で暮らすには人付き合いがよくて、なんでも自分でできて不自由をいとわない覚悟がないと無理でしょう。

たまに伺って皆さんに仲良くしていただく。それでさえ、もったいないくらい嬉しいことです。多くは期待しない、なるだけ島でお金を落とすって使うことですが、それでいいと思い直す。

だいぶ歩いてきました。あの向こうの集落の外れに今夜の宿はあります。私、ランチを含めて三度目。夫初めて。

もうすぐです。桜ももうすぐ。

海への道を歩いていきます。右手がMさんのお宅。左手のウバメガシの叢の中に小さな神社があります。

こんにちは~いい子してた?

宿のすぐ前の海でワカメとヒジキを採りました。もうすぐ日暮れです。

六時半から食事。窓の外は海。

梅酒、鯛の醤油漬け、採り立てワカメのしゃぶしゃぶ。おいしかった~

シイタケは地元産だそうです。

メバルのから揚げ。大根のなます。

鯛のお刺身とメバルの塩焼き。

最後は煮物、ヒジキ、青菜(名前不明)のおしたし、大きなメバルの煮物、そしてこの島名物のハブ茶の茶粥。

お腹いっぱいになって、這うように二階に上がり、12畳の広い部屋に布団敷いて横になる。

この日は山に登るし、下も歩きまくって24,000歩くらいになりました。疲れてぐっすり、よく眠れました。

宿はこちらです。

一日一組限定、一泊二食付、一人から五人までが同一料金の7,000円です。部屋は12畳。夫婦二組だと別の部屋もあるそうです。宿は最近リフォームしたらしく、すっきりと気持ちいいです。

おかみさん一人(50代?)でやっているので、そこそこお客さんが来ればいいとのこと。のんびりできていい宿です。よかったらどうぞ。

私的には大好きな宿。来年は瀬戸内芸術祭もあるのでまた島も賑わうことでしょう。

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